ぐるっと流山 富安陽子さん講演会
ページ番号6909 更新日 平成22年11月11日
子どもと本を結ぶ講演会 「物語が生まれるとき~妖怪とのつきあい方教えます~」
11月7日(日曜日)南流山センターホールで、子どもと本を結ぶ講演会「物語が生まれるとき~妖怪とのつきあい方教えます~」が開催され、120人の方が参加しました。この催しは、昨年に引き続き流山市子どもの読書推進の会(会長:伊藤基)が、子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成を受けて開催したものです。
講師の富安陽子さんは、小学館文学賞や新美南吉児童文学賞などを受賞されている児童文学者で、「キツネ山の夏休み」など3作品が青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選定されています。やまんばやキツネなど妖怪の出てくる楽しいお話は子どもたちにも大人気で、当日は親子で参加する方もいらっしゃいました。
富安さんは、おばあさんからカッパや妖怪の出てくるお話を聞かせてもらったり、おばさんが一緒に遊んでくれたりして楽しかった子どもの頃の話、ご自身がお母さんになって子どもたちと怪獣ごっこをして遊んだ話などをホワイトボードにイラストを描きながらお話しされました。
「日常の中には不思議なことがたくさんあります。大人には当たり前のことでjも、子どもは奇想天外な発想で世界を見ています。そんな子どもの世界を、自分の子ども時代を振り返ったり、子どもたちとの生活の中に見つけ出したりしてお話を作っています。」と富安さん。
人気シリーズの主人公「やまんばあさん」が、富安さんがお住まいの大阪府箕面市「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」で主演女優賞を受賞したことを紹介された後、同シリーズで未発表の作品、やまんばあさんの生まれた時のお話を読み聞かせてくれました。
本の好きな子に育てるには、大人が子どもにいろいろなお話をしてあげること、子どもの視点を尊重して、大人が子どもと一緒に生活や遊びを楽しむことが大切だと話されていました。会場は終始笑いが絶えず、参加者からは「とても楽しかったです。子どもと一緒にまだ読んでない本を読んでみようと思います」という声がたくさん聞かれました。
今回は、事前に子どもたちに富安さんの作品でおもしろかった本を「ぼくの・わたしのおすすめ本」としてシートに書いてもらったものを、当日会場に掲示しました。これらのシートは中央図書館と森の図書館にも掲示する予定です。
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