ぐるっと流山 第14回KOYO祭

ページ番号6900 更新日 平成22年11月15日

手作り品の販売や各種体験など  

盛況のKOYO祭の写真

 11月13日(土曜日)、県立特別支援学校流山高等学園の文化祭「第14回KOYO祭」が、同校第1キャンパスで行われました。同校に通う生徒たちが作った野菜やパン、木工品、手芸品などを一般向けに安価で販売。ほかにも各種体験コーナーなど多数の催し物があり、一般客だけでなく、同校OBなども後輩たちの活躍を応援しに、多数訪れました。


焼き芋が飛ぶように売れる様子の写真

 屋外では、収穫したばかりの野菜や焼き芋、パンジーなどの苗を販売。開場後すぐに、野菜などを買い求める人で長蛇の列ができ、白菜やターサイ、大根、ねぎ、小松菜など、それぞれ数百個ずつ用意していた野菜は販売から30分足らずで完売しました。また、その場で焼いたばかりの石焼き芋も、当日は暖かい陽気に恵まれたとはいえ、11月。100グラム400円とお値打ちなこともあり、1度にたくさん買い込む姿も多く見られました。


白菜を収穫する来場者の写真

 野菜の収穫体験も実施。生徒が育てた野菜を、生徒付き添いのもと、来場者が自分で刈り取ることができ、収穫した分だけ購入します。家族と収穫体験に参加した斉藤光子さん(松戸市)は、両手いっぱいの白菜を収穫しました。「家で小さな畑をやっているが、白菜は育てていない。おばあちゃんに白菜漬けにしてもらう」と慣れた手つきで刈り取っていました。


オーナメント作り

 素焼きの皿などに自由に絵が描ける窯業コース・絵付け体験に参加した女性は、1番好きだといううさぎの絵を描きました。「かわいくできたので部屋に飾りたい」とその出来栄えに満足していました。園芸コースでは、自然乾燥させた花や松ぼっくり、ドングリなどを使ってのブーケやオーナメント作り体験を実施し、女性を中心に賑わいました。園芸コースの椎名正行さん(18歳)は「自分たちで育てたものを、愛用してもらえると嬉しさを感じる」と頬をゆるませました。


人気の機織り機の写真

 機織り機を使っての機織りはめずらしいこともあり、人気体験のひとつでした。約10センチ四方のコースターを作製する体験で、初めての人でも15分から30分程度でできるそうです。仕上げ以外を体験者が行い、生徒が完成させたものを後日、体験者のもとに郵送します。機織り機の使い方を教える手芸コース・3年生の篠崎愛美さん(17歳)は、1年生の時から専門の授業で機織り機に慣れ親しんでいます。初めての人に教える時は「口で説明するだけでなく、実演するようにしている」と工夫しています。篠崎さんは、「機織りは、模様がどんどんできるところが楽しい」と機織りの魅力を話してくれました。


流経大付属柏高校吹奏楽部の写真

 福祉流通サービス科の、無料で受けられる足浴・手浴や、刻んだ牛乳パックなどから作る紙すき体験、木工コースによる凝った作りの家具の販売など、どのブースも大盛況でした。また、体育館は歩き疲れた人などの休憩場所となっていて、軽食やコーヒーなどを販売。流通経済大学付属柏高校の吹奏楽部が、体育館で「5月の風」や「サンバデアイーダ」など迫力の演奏を披露すると、体育館はコンサート会場へと様変わりし、割れんばかりの拍手が沸き起こりました。


紙すき体験の写真

 同学園は、社会自立・職業自立を目指す生徒を対象とし、職業学科を置く千葉県唯一の高等部単独の特別支援学校で、遠くから通う生徒も少なくないそうです。今年度より定員を50人から120人に増やし、新たに第2キャンパスを設けると同時に、「福祉・流通サービス科」を新設しています。実行委員長は挨拶で「新しいキャンパス・学科ができた。地域の皆さんとともに頑張っていきたい」とコメントしています。


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