ぐるっと流山 冬の子ども体験

ページ番号6886 更新日 平成22年12月14日

冬の子ども体験~サイエンスキッズ カイロはなんであったかいの?

冬の子ども体験の写真

 公民館講座「冬の子ども体験~サイエンスキッズ」の第2回が12月12日に開催され、小学生15人が科学実験を楽しみました。この日は、「カイロをつくろう」というテーマで、「カイロは何故あったかくなるのか?熱とはなんだろう?冷たくなるのも熱のせい。冷たいものも試してみよう」と実験がスタートしました。


「金属でできているスチールウールを燃やしてみよう」の実験の写真

 まずは、金属でできているスチールウールを燃やしてみようと、1個ずつ手にして、よくほぐしてから火をつけました。「金属が燃えるって知ってるかな?」と、講師の山川幸子さんが子どもたちに投げかけます。燃えているスチールウールを見て、「花火みたい」「臭い」と子どもたち。最初スチールウールをほぐすのがちょっと大変そうだった子どもたちですが、パチパチと燃える火を、目を輝かせながら見ていました。


冷たくなる反応の体験の写真

 続いて冷たくなる反応の体験です。ケーキのベーキングパウダー、チョークにも使われている重曹と酸っぱいクエン酸を同量、掌にとり、スポイトで水を垂らし、よく混ぜます。するとブクブク泡が立ってきてひんやり。泡が出なくなったら反応は終わり。「冷たくて気持ちいい!」掌いっぱいにのせた子どもの手からは、ブクブクとあぶくがこぼれ落ちていきました。


カイロの中身を調べている写真

 次はお店で売っているカイロの中身を調べます。袋の裏に書いてある中の成分を書きだしてみました。鉄粉、水、木粉、活性炭、塩類、バーミキュライト。中身をコップに出してみます。そこに磁石を当ててみるとどうなるか?鉄が入っているのでくっつきました。そして、コップを触ってみると熱くなってきて、割りばしでかき混ぜると、さらに熱くなっていきました。実験の途中、既にビニールにいれ密封されたカイロの中身とコップの暑さを比較してみると、「コップの方が熱かった」と答えた子どもたちに先生は「それは何故?」


自分でカイロを作ってみる実験の写真

 いよいよ、自分でカイロを作ってみる実験です。まず、紙コップに活性炭10グラムと食塩水6ミリリットルを入れてよく混ぜます。それを山川さんお手製の封筒に入れ、鉄粉20グラムを入れ封をしてさらに混ぜ合わせます。チャックつきビニール袋に入れ温度がどうなるか観察しました。「あったかい」「熱くなってきた」とあちこちから子どもたちの嬉しそうな声があがりました。「いつまで熱いままでいるの?」「紙が破けて粉が袋の中で飛び散ったけど大丈夫?」いろいろな疑問質問がとびました。


自分でカイロを作ってみる実験の写真

 「冷めてきた袋のカイロはどうすれば熱くなるかな?空気を入れるとまた熱くなるよね」子どもたちは自分で作ったカイロに、さらに粉を足して喜んで持ち帰りました。次回の12月19日は「不思議な絵合わせパズルボックス」を作ります。問い合わせは文化会館(電話:04-7158-3462)までどうぞ。


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