ぐるっと流山 お笑い大行進5

ページ番号6879 更新日 平成22年12月20日

笑って健康!お笑い大行進  お腹を抱えて笑って笑って

ニックス

  朝から雨が強く降っていた12月14日、「笑って健康!お笑い大行進5」が開催されました。出足が心配されましたが、厚い雲はあるものの開場の2時には雨はあがり、笑いを楽しみにしている方々が多数来場され、生涯学習センター多目的ホールには元気な笑いが響き渡っていました。この日、流山市に来たのは2回目という姉妹漫才のニックスのお二人による進行となりました。


会場の様子

 第1回目から「流山市民は笑いへの反応がいい」という澤田隆治さんは、笑いと健康学会の会長。笑いがもたらす健康への影響を研究し、「一人で笑わずみんなで大声で笑うことが健康の秘訣」「腹を抱えて笑って」「面白くなくても笑って」と、自ら会場の笑いを誘っていました。横隔膜を動かして笑うこと、一人でできないことでも、舞台の芸人さんが笑うきっかけを作ってくれるので、大いに楽しんでくださいとメッセージ。


立川らく朝さん

 まずは、ちょっと珍しい、お医者さんで落語家の立川らく朝さんが登場。年をとることは「加齢」、干からびてきたら「ドライカレー!」とうまい!美味い。日本人で死亡原因1位の「癌」は毎日できるもの。笑うと癌にならないというのは、癌をやっつけるナチュラルキラー細胞が元気になるから、と医者ならではの話でスタート。笑いがいいことは血圧が下がる、糖尿病がよくなる、「糖尿病+高血圧」は動脈硬化という話から、死亡原因第2位の心筋梗塞や脳卒中も笑っていればならない、と力説し、会場は着物着た妙なお医者さんが患者さんを笑わせているみたいでした。


澤田さんとのやり取り

 立川らく朝さんはお医者さんとして仕事をされる傍ら、46歳で立川志らく門下に入門し、前座を4年間務め、二つ目に昇進しました。この日、披露したのはヘルシートーク。立川らく朝さんは古典落語が大好きで120本の噺ネタをもっているそうですが、澤田さんからは健康を題材にした「健康落語」の要望が強いようです。


ざっくばらん

 次は若手漫才のざっくばらんのお二人が登場。タイ人ぽい関口さんと群馬県出身の宮田さんのまいごの子どもへの接し方を題材にしたお笑い。その後は、黒いラメ入りジャケットの青空一歩さんと鮮やかな赤のラメ入りジャケットの青空三歩さんのお二人が登場。健康のために一人でしていることは「うたまね」という一歩さん。中条きよしの「うそ」を歌うと顔真似もそっくりで会場内は大受け。「芸名は中十条きよし」というと、さらに笑いがおこりました。結婚式のナレーションの再現では、式で言ってはいけない言葉として「いかばかり」(イカは裂くからダメ)など、テンポよく次から次とお客さんを笑わせていました。


新山ひでや・やすこ

 一部の中とりは、ベテラン夫婦漫才の新山ひでや・やすこのお二人。結婚して覚えたこと、やすこさんは「苦労」、ひでやさんは「辛抱」と夫婦ならではの掛け合いを披露。夫婦川柳では「パパと呼ぶ、妻が今ではババと呼ぶ」サラリーマン川柳では「酌をする、今の上司は元の部下」など、川柳を題材にベテランならではの笑いを誘っていました。会場のお客様の笑いの反応のたびに「そういう笑い方って好きだな」とひでやさん。


ホンキートンク

 2部のスタートは司会を務めているニックスのお二人です。おじいちゃんがアメリカ人というクオーターのお二人は、家族を題材にした笑いを提供。若手お笑い芸人の多い中でもテレビに出たこともなく頑張っていると訴えていました。次は、「セントルイス」の星セントさんに弟子入りし、寄席や都内ライブなどで活躍中のホンキートンクのお二人が元気よく登場。ロケット団、ナイツ、宮田陽・昇を加えた4組で「漫才協会の四天王」と呼ばれているだけあって、歯切れのいい、テンポのあるボケと突っ込みを披露し会場を沸かせました。


大瀬ゆめじ・うたじ

 続いては、ゆったり落ち着いた漫才の大瀬ゆめじ・うたじのお二人が登場。うなぎのかば焼きの食べ方や言葉のいわれ、うな重とうな丼の違い、関東は背開き、関西は腹開きと、うなぎのさばき方の違い、そして愛知の豊橋が境界ですと博学ぶりを披露すると、お客様は笑いながらうなずいていました。うなぎ屋さんでうな重を注文、これは「ようしょくでしょ?」と聞くと「わしょく」です。会場は大笑い。


青空球児・好児さんの写真

 とりは、青空球児・好児さん。45年のベテランコンビで好児さんは区議会議員、漫才協会会長の球児さんはお隣・松戸にお住まいのお二人が、「国定忠治」の芝居を披露しながら、会場を爆笑の渦に。身体を張った漫才にお客さんは涙を流しながらも大笑い。澤田さんが冒頭おっしゃった「腹を抱えて笑って・・・」が完全に実行されていました。みなさん、思い切り笑い転げて、いいお顔で帰られました。次回の「笑って健康!お笑い大行進」は新年明けて、1月4日(火曜日)に生涯学習センターで、翌5日(水曜日)は文化会館ホールで「初笑い」を開催します。新年の初笑いのチケット販売は、文化会館(電話:04-7158-3462)と生涯学習センター(電話:04-7150-7474)窓口で販売しています。2日間のセット料金がお得です。


ちらし

 また、12月27日午後から生涯学習センターで、澤田隆治さんの昭和のコメディ、お笑い、喜劇映画などのコレクションを展示、紹介します。昔懐かしい、喜劇王のエノケンの映画ポスターを始め、チャップリンのポスターもあります。27日午後2時には日本のコメディアン界の大御所、財津一郎さんと澤田さんの対談もあります。会期は年末年始休館(12月29日から1月3日まで)を除き1月9日までです。お楽しみに。こちらは入場無料です。お問い合わせは、生涯学習センター〈電話:04-7150-7474)へ。


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