ぐるっと流山 りんご交流授業

ページ番号6852 更新日 平成22年12月2日

西初石小と江戸小でりんご交流授業  山形県朝日町から特産のりんごが

朝日町の紹介DVDを

 西初石小学校(生天目憲校長:児童数592人)と江戸川台小学校(堀内松男校長:児童数624人)とで12月2日、山形県朝日町の皆さんをお招きして「りんご交流授業」が行われ、美味しいりんごができるまでの生産者の苦労や、りんごが選別や箱詰めされて出荷されるまでを学習しました。


朝日町の鈴木町長さんからプレゼント

 この授業は、子どもたちに東北の遠く離れた山形県朝日町の産業や生活などを学んでいただくとともに、旬の味覚に触れる食育の一環として行われているもので、今年で5年目の取り組みとなります。朝日町からは、鈴木町長をはじめりんご生産者の井澤さん、JAや町役場の職員など6人がお越しになり、朝日町特産の「ハレふじ」を両校の児童全員に1個ずつ配れるようにと、約1,300個プレゼントしてくださいました。


挨拶する鈴木町長さん

 西初石小学校では、5年生を対象にりんご交流授業が行われ、99人の児童が体育館に集合し朝日町の皆さんを拍手で迎えました。鈴木町長は、「朝日町は自然に囲まれていて、りんごの栽培にはとても良いところ。でも、良い土地、良い気候だけでは美味しいりんごはできません。生産者の気持ちが何より大切。今日は生産者のお話をよく聞いてどうやって甘いりんごができるか学習してください」と挨拶されました。


質問に元気よく手を挙げる児童

 朝日町の紹介DVDで、町の様子や住民の生活などを学んだあと、生産者の井澤さんの話に聴き入りました。井澤さんは「りんご生産者は、皆さんをお父さんやお母さんが大事に育てているように、消費者に美味しく食べていただけるよう1個1個のりんごに愛情を込めて育てています」と話されました。後半は、井澤さんから子どもたちにクイズが出されました。正解すると、みんなよりも早くりんごが試食できるという特典付きで、子どもたちは元気よく手を挙げていました。


アップルカッターで見事に8分割

 第1問は、「りんごの花の花びらの数は?」という問題。なかなか正解が出ませんでしたが、「5枚」と正解したのは1組の高野翔汰君。高野君は、りんごの頭から押し付けて切るだけで簡単に八つに切れるアップルカッターを実演。最初に朝日町のりんごを口にして「甘いだけでなく、ちょうど良く酸っぱさもありとっても美味しい」と、みんなに羨ましがられながら感想を語りました。


りんごの味の感想を聞く井澤さん

 また、子どもたちからも井澤さんに、「どうしてりんごの蜜は真ん中に集まっているの」「朝日町ではいつからりんごを栽培しているの?」といった質問がありました。答えは、「蜜が真ん中に集まるには寒暖の差が必要。朝日町は寒暖の差が激しいので、蜜の入った美味しいりんごができる」「朝日町では、明治20年からりんご栽培が始まり120年以上の歴史がある」とのことです。


児童から歌のプレゼント

 続いて、子どもたちからりんごのお礼にと朝日町の皆さんへ歌のプレゼントがありました。曲は、11月の歌として先月練習してきた「怪獣のバラード」。感謝の気持ちを込めて、子どもたちは元気良く大きな声で歌いました。最後に、児童を代表して5年2組の広瀬史弥君が「りんごの栽培の仕方や苦労が良く分かった。いただいたりんごは、家族で今日の話をしながらみんなで食べたい。これからも美味しいりんごを作ってください」とお礼の挨拶をしました。


りんごを使ったケーキ

 西初石小学校ではこの日、児童全員にりんごが配られましたが、これ以外に児童たちがとても楽しみにしていることがありました。学校の調理員さんが腕によりを掛けて、朝日町からいただいたりんごを使ってケーキを焼いてくださったのです。新鮮なりんごとコメ粉を使ったもので、オーブンでこんがりと焼き上がり、シナモンの香りが廊下中に広がって、待ちに待った給食の時間に全児童がいただきました。


蜜のたっぷり入ったハレふじ

 朝日町は「りんごとワインの里」をキャッチフレーズにしている、果樹産業が盛んな人口約9,000人の町。プレゼントされた「ハレふじ」は、葉摘みを行わず、葉っぱが紅葉して、落葉するまで樹に果実をつけた状態にする、最も自然の状態に近い方法で生まれるりんごです。収穫期ぎりぎりまで樹になったままなので、糖度や硬さの食感、風味、蜜の入り具合のいずれをとっても最高級とのこと。平成16年から台湾とタイに、今年からはシンガポールにも輸出されているそうです。


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