ぐるっと流山 第13回子育てサロンコンサート

ページ番号6851 更新日 平成22年12月4日

文化会館で第13回子育てサロンコンサート オペラと子どもたちの大好きな歌を家族で

子育てサロンコンサートの写真

 12月4日、文化会館ホールを会場に第13回子育てサロンコンサートが開かれました。このコンサートは、乳幼児から参加することができ、公演中に泣いたり声を出したり、動き回ったりしても大丈夫という子育て中の親御さん、ご家族にも好評の企画です。今回は、「あかちゃんから楽しむクラシック」と題し、1部がオペラ「まほうのふえ」、2部がディズニーソングとクリスマスソングという構成で公演されました。


客席の写真

 約700人の来場があり、客席はほぼ満席の盛況。1歳に満たない赤ちゃんをはじめ小学生の姿も見られます。土曜日ということもありママだけでなくパパも多く来場していたほか、おじいさんやおばあさんも一緒という家族連れもたくさんいらっしゃいました。照明が落ち、いよいよオペラ「魔笛」(モーツァルト作曲)を短い舞台にアレンジした第1部「まほうのふえ」から開幕です。


喜ぶパミーナ姫とパパゲーノの写真

 狩りにやってきたタミーノ王子は、突然現れた大蛇を勇敢にも倒します。そのあとへやってきた鳥刺し(猟師)のパパゲーノは、「自分がへびを倒した」と嘘をつきました。それを聞いていたよるのじょうおうの侍女が、嘘の罰にパパゲーノの口に鍵をかけ、喋ることができないようにしてしまいました。侍女は、鍵を解いてほしければ、さらわれてしまったよるのじょうおうの娘・パミーナ姫を、へびを倒したタミーノ王子とともに助けに行くよう、パパゲーノに告げたのです。そのとき、侍女は王子にはまほうのふえを、パパゲーノにはまほうのすずを授けました。


第1部「まほうのふえ」の写真

 一旦は姫を助け出すことができましたが、結局また捕まってしまいます。別々につらい思いをしていたパパゲーノと姫ですが、パパゲーノはまほうのすずの力で老婆の格好をしていた恋人パパゲーナに会うことができ、姫も王子の吹くまほうのふえの音に導かれ進み、無事王子にめぐりあうことができました。


赤ちゃんがクラシックを聴いている写真

 いっぽう、よるのじょうおうは消え、辺りに昼の光が戻ってきました。喜び合う恋人たちに、光を讃える歌が鳴り響き、めでたしめでたしとお話は締めくくられました。パパゲーノのお調子者ぶりに会場から笑いが起きたり、パミーナ姫やよるのじょうおうの歌唱には大きな拍手が起こったり。元の「魔笛」は長いお話しですが、このコンサートのためにアレンジされた「まほうのふえ」に会場の皆さんは引き込まれて楽しんでいるようでした。


「なんて楽器かな?」と質問している写真

 三輪野山からお越しの村木奏太くん(2歳半)のご家族は、「今回が2回目。クリスマスが近いので来てみました。子どもはオペラの雷の効果音ではびっくりしていましたが、歌には静かに聞き入っていたのでよかったと思います」と話されていました。松戸からいらっしゃった塚本さんは、「1歳8か月の子どもが意外にもよく舞台を見て聴いているようだったので驚きました」と教えてれました。インターネットで紹介されているのをご覧になって来場されたそうで、この「子どもがいてもみんなで楽しめる」子育てサロンコンサートが広く浸透してきていることを感じることができました。


みんな大好きなディズニーソングを披露している写真

 休憩をはさんで第2部は、ディズニーソングとクリスマスメドレーが披露されました。演奏の前には、この日登場する楽器の紹介もありました。ピアノ・電子ピアノ・ヴァイオリン・フルート・オーボエ、そして歌声…プロの音楽家が奏でる生の楽器の音を聞く機会は、そう多くない貴重な機会です。クイズを交えた説明で、子どもたちは楽しみながら勉強もできたようです。


舞台上で歌う子どもの写真

 演奏されたディズニー曲は、ミッキーマウスマーチ、イッツアスモールワールド、エレクトリカルパレードなど。会場からは自然と手拍子が起こり、子どもたちは首を振ってリズムをとりながら一緒に曲を口ずさんだり、足踏みをして踊ったりと楽しそうです。そして見守る家族の皆さんも笑顔に。みんなが自由に音楽を楽しむひとときが過ぎていきます。


子どもたちの写真

 続いてはもうすぐ来るクリスマスの歌をいくつか。今度は子どもたちが楽器のあるステージに登り、あかはなのトナカイ、あわてんぼうのサンタクロース、ジングルベルと、おなじみの歌を一緒に歌いました。クリスマスの扮装をした、この日出演された流山市音楽家協会所属の音楽家の皆さんと一緒に、客席にいるパパやママに時折手を振りながら大きな声で歌うことができました。


風船に歓声の様子の写真

 ジングルベルを歌い終わると、頭上から色とりどりの風船が舞い降りてきて、子どもたちはおおはしゃぎです。少し早い、ちいさなクリスマスプレゼントを抱えながら、ママたちのもとに戻る子どもたち。クリスマスには今度はご家庭で、今日の歌を上手に歌えるといいですね。


フィナーレの写真

 ふたたび静かになったステージ上は、照明が少し落とされ、同じくディズニーから「星に願いを」がしっとりと演奏され、フィナーレとなりました。客席からは大きな拍手以外にも、「ブラボー」の掛け声や口笛がステージに向けられ、来場した皆さんが楽しんで過ごされたことが伝わってきました。


舞台と客席の写真

 それぞれご夫婦とお子さんで来場されていた、向小金の和田さんと駒木の博梛くん(10か月)のご家族。ママお二人は出産前からのママ友で、この日は誘い合わせて初来場くださったそうです。和田さんは「6か月の子どもが少し泣きましたが、気にせず楽しめました。こんなことはあまりないのでいいですね」と、博梛くんのママは「子どものコンサートで来たけれど、子どもが寝てしまっても私たちのほうも楽しめるステージでした」と、ゆったりした気持ちで過ごしていただけたようでした。
 次回の子育てサロンコンサートは、春休み中の開催を予定しています。ぜひおでかけください。問い合わせは文化会館(電話:04-7158-3462)へどうぞ。


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