ぐるっと流山 錦秋の利根運河めぐりウオーキング

ページ番号6849 更新日 平成22年12月6日

利根運河通水120年記念  錦秋利根運河めぐりウオーキング

参加者の皆さん

 利根運河交流館(運営:NPO法人コミュネット流山)では、利根運河通水120年を記念して、「錦秋利根運河めぐり」を実施しました。当日は15人の市民の皆さんが参加されました。はじめに、交流館で利根運河の冊子を使ってのオリエンテーションから。運河がどうして作られたか、果たした役割、また洪水や鉄道の発達により衰退していく経緯なども説明されました。館長からは「自分もまだまだ勉強中なので、みなさんも運河に興味を持って学んでみてください」と呼びかけがあり、いよいよ出発です。


中島館長からの解説

 最初に見学したのは、オランダ人技師の「ムルデル碑」です。利根運河が「土木遺産」となったのは、この地形を活かした設計が評価されたのでは、とも推測されます。さらに歩を進めると、橋の手前の信号近くに「ビリケン像」があります。像の前にはミカンと花が供えてあり、参加者の方の中には、そのかわいらしさに思わず近づき、撫でる方もいました。ここから先は、生きもの調査インストラクターの関口晋太郎さんの案内で進みます。関口さんが、秋で草が少ない中からスイバを見つけて「食べると柔らかくて少し酸っぱいです」と食べて見せると、参加者の方もつまんで味見しはじめました。若葉台から参加した志田さんは、「長野県の生まれで子どものころよく食べたわ、この味。懐かしい!」と嬉しそうでした。懐かしい草ながら、名前は今日初めて知ったそうです。


ビリケン像前で

 次に説明があったのは、運河岸に生えていたススキと間違えやすい「オギ」。また、土手から理窓公園に入るところには、ひときわ大きな木が2本生えています。中国原産のメタセコイヤ(日本名・あけぼのすぎ)で、生きた化石と言われているそうです。関口さんは「今は紅葉して真っ赤なので曙ならぬ『夕焼け杉』ですね」と話し、皆さんの笑いを誘っていました。公園の中を進んでいくとイチョウ、ドウダンツツジ、イロハモミジなど、紅葉が真っ盛り。落ち葉を踏む音も心地よく、イチョウはほとんどが落ち葉になって黄色いじゅうたんを敷き詰めたように美しく行く手を彩っていました。葉を揉むと良いにおいがするもの、木の幹にとげがあるものなど、公園の中には一見同じに見えても葉の形、幹の形でそれぞれ木の名前が違うことに驚かされます。


関口さんのトークも軽快

 お腹も空いてきたところでいよいよ最終目的地「ギャラリー平左衛門」に到着しました。中では、森かずおさんの運河をテーマにした写真展が開催されていました。ここで、みたぽんさんのギターライブをBGMにランチをいただきました。森かずおさんからは、展示写真のプレゼントというサプライズがありました。勝者を決めるミニゲームでみなさん大いに盛り上がり、東深井の青木さんが勝ち抜き、写真を手に入れました。利根運河交流館では、12月25日(土曜日)午前8時30分から、運河水辺公園で「第14回うんがいい!朝市」を開催します。当日は、歳末福引き・理科大生によるライブなどを予定しています。レンタサイクルは、冬季期間中の土曜日・日曜日・祝日も営業します。利根運河交流館ではほかにもいろいろな企画を計画中です。詳細は利根運河交流館のホームページをご覧ください。

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