ぐるっと流山 流山フィル第39回定期演奏会
ページ番号6802 更新日 平成22年6月14日
第39回流山フィルハーモニー交響楽団定期演奏会 モーツァルトやドボルザークなど演奏
6月13日、文化会館ホールで流山フィルハーモニー交響楽団(戸倉直団長)の第39回定期演奏会が行われました。同フィルは市制施行20周年を記念して、1987年(昭和62年)に流山市内および近隣の有志によって結成された団体です。年2回、文化会館で行っている同演奏会は、ときには立ち見が出ることがあるほど人気があり、この日も演奏会を心待ちにする方々が多数来場され、開場前には長い行列が出来ていました。
今回の曲目はお客様からリクエストの多かったワーグナーのマイスタージンガー前奏曲に、モーツァルト交響曲第31番「パリ」と、流フィルでは初演奏となるドボルザーク交響曲第7番二短調作品70。ドボルザークと言えば「新世界」が有名ですが「他にもいい曲があることを紹介したい」と戸倉団長。今回の指揮者右近大次郎氏は開演前の挨拶で、「交響曲第31番は明るく、交響曲第7番は暗く悲劇的な曲。同じ西洋の作曲家でもコントラストある表現」と曲を紹介しました。
演奏会は大盛況のうちに終了。会場には割れんばかりの拍手が鳴り響き、しばらく鳴り止まないほどでした。「のだめカンタービレ」を見てオーケストラに興味を持ったという女性(流山6丁目)は「曲にはストーリーがあり、想像を働かせながら聴いた。次回も聴きに来たい」と話し、柏市の沖田隆太郎さんは「母親がヴィオラ奏者として出演している。母親の演奏を聴きに来るのは初めてではないけど、すごい」と感心した様子。沖田さんと一緒に来た千葉麻衣さんは「オーケストラを聴いたのは初めて。生で見ると迫力が違う」と満足げでした。
同フィルは年2回の演奏会を中心に活動。毎週日曜日の午後に3時間から4時間ほど、小山小学校や、森の図書館などで練習しています。同フィルでは楽団員の新規加入を随時受け付けていて、興味のある方は練習の様子を見学することもできるそうです。募集しているのは弦楽器が、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで、管楽器が、オーボエ、ファゴット、トロンボーンです。団員の構成は20代から60代、男女比も半々とさまざまで、つくばエクスプレスの開通で新しい団員も増えつつあるそうです。「学生時代に楽器をやっていたけど、社会人になって少し楽器から遠ざかってしまった人など、ぜひ多くの方に参加してほしい」(同団長)と呼び掛けていました。
市民オーケストラの中には乳幼児の入場をお断りしている団体も少なくありませんが、同フィルでは乳幼児を連れての来場も歓迎しています。大人用のプログラムとは別に、子ども向けに分かりやすく書かれたプログラムも別に用意するなど、子ども連れでも楽しめるようにと配慮がされています。次回の演奏は12月26日開催で、第40回と節目の回。佐々木新平氏を指揮者に招き、演奏するのは「のだめカンタービレ」で知られているベートーヴェン交響曲第7番(他)です。戸倉団長は「これからもいろいろな曲を取り上げていく。市民に愛される楽団を目指したい」と話してくれました。
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