ぐるっと流山 家庭教育講演会

ページ番号6792 更新日 平成22年6月24日

命と食について再度考えてみませんか? 助産師歴30年の内田美智子さんの講演会

内田美智子さん

 6月22日(火曜日)、文化会館ホールで、公民館事業の家庭教育講座の一環として、平和台幼稚園、南流山幼稚園と共同で家庭教育講演会を開催しました。赤ちゃんや幼い子どもを連れたお母さんなど、約300人が参加しました。「子どもは手がかかるもの。必要な時に、必要な手を離しちゃいけない。みんな手をかけられて、目をかけられて、気をかけられて生きている」と強く優しく語るのは、今回の講師の内田美智子さん。助産師として、これまで多くの出産に立ち会ってきました。中学生の出産に立ち会うなど、様々な経験があり、延べ2,600人もの赤ちゃんを取り上げました。


お弁当で親の愛を伝える

 会場スクリーンに、弁当を持った笑顔の子どもたちが映し出され、ある学校で行われている「弁当の日」の取り組みが紹介されました。「家族の会話が増えた」とは、自分で弁当を作った子どもの話。内田さんは「弁当を食べた記憶がないと弁当を作ることはできないんです。」と話し、さらに「弁当を作ってくれた親の愛情の記憶が子どもたちの生きる力になります」とも訴えていました。


食事に感謝を

 「性を大切にしようと思えば、生が大切になる。生を大切にすれば食が大切になる。『性』と『生』と『食』はつながっていたのです」。このメッセージを一人でも多くの人に伝えようと、全国各地にて、精力的に講演活動をしています。本も出版していて、絵本「いのちをいただく」(内田美智子 諸江和美著)は、食肉加工センターに勤める方の話をもとにした絵本です。私たちが生き物の命をもらって生きていることや、加工センターの業者の心の葛藤など、命と食について考えさせられます。命をもらうとはどういうことなのか?「感謝して食事してほしい」と伝えました。


サイン会

 講演の終わりには、子育て中の参加者に向けて「楽しみながら、子どもと一緒に成長していってください」とエールを送りました。会場ロビーでは「ここ 食卓から始まる生教育」(内田美智子 佐藤剛史著)と「いのちをいただく」の書籍が販売され、多くの方が涙で目を潤ませながら、内田さんのサインをもらっていました。参加した母親の一人は、「どうしても時間がとれず、仕方なく出来あいの弁当を出す場合でも、出し方を工夫したり、一品手作り料理を加えたりしたい。子どもに愛情を伝えたいですね」と感動した様子で話していました。


ひだまり協力で保育コーナー

 この日、ロビーでは、保育ボランティア「ひだまり」による保育コーナーが設けられました。講演会では、どうしても飽きてしまう子どもも出てきます。そういう場合に、子どもを連れた親子がいっとき遊び、また講演を聴きに戻ることができ、利用者に好評です。公民館では、乳幼児や小中学生を子育て中の親を対象とした講座や、サロンなど様々なイベントを開催しています。問い合わせは、流山市文化会館(電話:04-7158-3462)へどうぞ。毎月発行の「公民館だより」でもお知らせしています。「公民館だより」は各公民館や公共施設、市内各駅に設置してありますので、ご自由にお持ちください。


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