ぐるっと流山 小山小学校で「グリーンウェイブ2010」植樹式

ページ番号6776 更新日 平成22年5月13日

小山小学校で児童たちによる植樹式    緑いっぱいのまちを自分たちの手で

樹木のレクチャーの様子の写真

 5月12日、小山小学校の校庭で6年生の児童49人がカツラの木の植樹を行いました。これは、環境省などが推進する「グリーンウェイブ2010」に参加登録した市が、その活動の一環として市内の全小中学校に苗木を提供して実施するものです。晴天に恵まれたこの日は、各校で行われる植樹式の皮切りとして、同校校庭脇の斜面にカツラの木6本が植えられました。


植え方を真剣に聞く児童の写真

 校庭に集合した児童たちは、作業に先立って、カツラの木をはじめとする樹木についての知識を学びました。講師はご近所で造園業を営む上谷七朗さん。生育の早いカツラの木は1年で1メートルほども伸びるといいます。「今日植えた木は、皆さんが中学校を卒業するころにはしっかりと根付いてりっぱに生長していることでしょう」という説明に、子どもたちは熱心に聞き入っていました。


6本のカツラを慎重に運ぶ様子の写真

 いよいよ植樹。元気に育つようにと根の下に堆肥を施し、全長1メートルあまりのカツラの苗木を植え付けていきます。子どもたちはポットから慎重に苗を取り出すと、「葉っぱがぎざぎざしている」など、先ほどの講義で教わったカツラの特徴を、実際に茎や葉に触りながら興味深そうに観察していました。根元にしっかりと土をかぶせ、「大きくなってね」と慈しむように押し固めた子どもたちは、「うまくいった」と満足の様子です。


みんなで協力して植えている写真

 カツラは生長が早く丈夫で寿命も長いことから、街路樹や庭木としてもよく植えられています。植樹を終えて新谷和輝くんは、「水をやったり校庭のはしっこまで様子を見に来たり。大きくなるのを大事に見守っていきたい。」とまだ小さなカツラの木を見下ろしていました。しかし上谷さんのお話のように、すぐに見上げるほどの丈に生長します。「中学生や高校生になっても、絶対大きくなった木に会いに来る。」と話してくれた鈴木雄大くんたちをはじめ、みんながカツラの生長を楽しみにしている様子がうかがえました。


植え付けを終えて記念の写真

  「グリーンウェイブ」とは、生物多様性条約事務局が国際生物多様性の日(5月22日)に合わせて広く呼びかけている活動です。同日の現地時間午前10時に、世界各地の青少年の手でそれぞれの学校などに植樹などを行うことにより、地球上を東から西へ波のようにひろがってゆく様子を"緑の波"と表現しています。日本の環境省などがこれに呼応し「グリーンウェイブ2010」として呼びかけを広めるなか、流山市もこれに参加登録して、市内での植樹を計画しました。


3年生のみなさんの写真

 これ以降も市内の小中学校全校と生涯学習センターで、続々と植樹式を行う予定です。総本数はカツラ64本・ニレ49本の計113本。カツラとニレを選んだのは、生長の早さのほかにも、葉がよく茂り夏には日よけとなる一方、落葉樹のため冬には日光を遮らないという特徴からです。この効用は、市が進めている「グリーンチェーン戦略」にも同調するものです。


1メートルほどのカツラの幼木の写真

 植樹のあとには、3年生の児童たちがお兄さんお姉さんの植えたカツラを見に来ました。「どんなふうになるのかな」「大きくなるのが楽しみ」と、珍しそうに眺めていました。お兄さんたちの植えた木々は、数年もすれば下級生の遊ぶ校庭に自然の日傘をひろげて涼を添えてくれることでしょう。


植樹を終えて記念の写真

 6年1組学級委員の高野悟君は、「世界では2秒でサッカー場1面分の緑が切られてることを授業で学んだ。緑を大切にするために、今日植えた木を卒業するまで大切に育てたい」と語ってくださいました。この日の様子は、JCNコアラ葛飾のデイリーニュースで当日放送されました。お見逃しの方もパソコンからBBコアラのコーナーで見ることができます。


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