ぐるっと流山　うんがいい！レンタサイクル

利根運河でレンタサイクル開始 　軽快な自転車に乗って風光明媚な運河堤を

　　「緑がきれいで、風も気持ちいい～」。4月17日（土曜日）、市内で初のレンタサイクル事業が利根運河で始まりました。「うんがいい！レンタサイクル」と名付けられ、市の委託を受け利根運河交流館が運営を行います。初日の17日午前10時からはオープニングセレモニーが、貸し出し場所となるギャラリー平左衛門で行われ、近隣自治会の役員や近くにお住まいの方々、関係者など約40人が集まり、事業のスタートを祝いました。

• 利根運河交流館(新しいウィンドウで開きます)

　セレモニーでは、事業の説明、関係者などの挨拶に続き、市内在住のフォークシンガー有吉かつこさんが、ミニライブを行い式典に華を添えました。この日披露してくださったのは、加藤和彦の「あの素晴らしい愛をもう一度」とフォー・セインツ「この街で」の2曲。澄んだ歌声が会場となった蔵のギャラリー内に響き渡り、来場された皆さんもじっくりと聴き入っていました。有吉さんは、5月9日（日曜日）に平和台2号公園で行われる第10回流山マブイまつりに出演するほか、6月12日（土曜日）には、柏のスタジオ「WUU」でCDアルバム「すみれ」発売1周年を記念したワンマンライブも予定されているそうです。詳細は、有吉ミュージックオフィス（電話：090-9153-0862）まで。

• 有吉かつこさん(新しいウィンドウで開きます)

　式典に続き行われたテープカットでは、貸し出し用となる自転車13台が駐車場に並べられ、運河交流館を運営するNPO法人コミュネット流山の堂下理事長や、ギャラリー平左衛門の山田さん、市輪業組合の富塚組合長などが一斉にテープにハサミを入れました。続いて行われたレンタサイクルの試乗会では、この日早くも予約を入れられた方や関係者などが参加、13台すべての自転車が利根運河のサイクリング道路に颯爽と飛び出しました。

　この日の朝には、季節はずれの雪が舞うほどの寒さでしたが、この頃には雨も止んで日差しも顔を覗かせ、風が少し冷たい中も気持ちの良いサイクリングとなったようです。一行は、始めに利根運河がもっとも美しく見られる眺望の丘まで進み、折り返して東武野田線の線路下をくぐり、におどり公園近くまで行って戻ってきました。皆さん軽快にペダルを踏みながら「気持ちいい～」と楽しそうでした。東深井からいらした田中くるみさんは、「いつも見る利根運河と違って、今日は一段ときれいに見えた。自転車の乗り心地も軽くて最高です」と語ってくださいました。

　このレンタサイクル事業は、千葉県ふるさと雇用再生特別基金事業補助金を受けて行われるもので、利根運河交流館では新たに3人の女性職員が加わりました。交流館では「レンタ3姉妹」と呼んでいるそうで、この日も朝から自転車の移動や会場の設営など、精力的に働いていらっしゃいました。そのお一人の立原理恵子さんは、「電車で通過するだけだった利根運河が、交流館に勤めて運河の歴史を知り、運河の自然の素晴らしさも感じました。このレンタサイクル事業をとおして、より多くの皆さんに運河の魅力を知っていただきたい」と語っていらっしゃいました。

　この日は、地元ケーブルテレビのJCNコアラ葛飾も取材に訪れていました。佐藤陽子アナウンサーは取材の後、自らもレンタサイクルに試乗しレポートを行いました。眺望の丘の上まで自転車を漕いで、「とっても見晴らしがいいですね～」とコメント。利根運河でのサイクリングの楽しさを体いっぱいで表現されていました。セレモニーの様子と佐藤アナウンサーの試乗レポートは、4月19日（月曜日）のデイリーニュースで放送される予定です。ぜひ、ご覧ください。また、後日でもパソコンからBBコアラのコーナーで見ることができます。

• JCNコアラ葛飾(新しいウィンドウで開きます)

　普段、皆さんが通勤や通学、買い物など日常の交通手段として使用されている自転車ですが、利根運河のサイクリングロードを走ると、まるで別の乗り物に変わります。どうぞ皆さんも、「うんがいい！レンタサイクル」をご利用いただき、美しい景色を眺め、心地よい風を感じてください。5月22日（日曜日）には、恒例の朝市会場（運河水辺公園、午前8時から10時30分まで）で「自転車トークイベント」も企画されています。お楽しみに。 　

• 貸し出し自転車：13台
• 利用対象：中学生以上
• 貸出日：土曜日・日曜曜日、祝日
• 料金：1日（4時間から8時間まで）500円、半日（4時間未満）250円
• 貸し出し場所：ギャラリー平左衛門（運河駅下車徒歩1分）
• 問い合わせ・申し込み　利根運河交流館〈電話：04-7153-8555）