ぐるっと流山 ハイチ・アート展

ページ番号6713 更新日 平成22年4月22日

が開幕  震災復興を願い生涯学習センターで

鮮やかな色使いが特徴のハイチアート

  「アートの国ハイチに、笑顔をふたたび」。4月22日(木曜日)、生涯学習センターで災害復興支援「ハイチ・アート展」が始まりました。この日午前10時からは、オープニングセレモニーが行われ、近隣小学校の八木南小の児童が元気な合唱を、流山市デフ協会の皆さんが手話コーラスを披露し、アート展の開幕を祝いました。


八木南小の児童が合唱

 このアート展は、川崎市在住の写真家・井上ジェイさんが、カリブ海周辺に写真を撮りに渡航した際に、ハイチのアートに魅了され約20年前から収集してきたコレクションを展示し、ハイチ・アートを広く紹介するとともに復興の手助けになればと企画したもので、会場となる流山市生涯学習センターが共催し、広報等で募集したボランティアの協力により実現しました。


ハイチアート

 アート展での収益金は、全て黒柳徹子親善大使をとおしてユニセフに寄付されハイチの復興に役立てられます。黒柳さんからも、「ハイチの絵画は、第1級の芸術作品だというだけでなく、観るものを優しい気持ちにしてくれます。一人でも多くの方に、ハイチの復興を願いつつハイチ・アートに親しんでいただければうれしい」とメッセージをいただいています。


ハンドベルを使いながら

 オープニングセレモニーでは、八木南小の6年生28人が「翼をください」「ビリーブ」の2曲を披露、ハンドベルを使っての歌声が地球の裏側のハイチまで届けとばかりに、子どもたちは元気よく歌いました。児童会長の山中優太君は、「テレビや新聞でハイチの災害を知り大変なことだと思った。直接は何もできないけど、このセレモニーに参加することでハイチの人とつながりを持てたような気がします。ハイチの子どもたちも明るく生活できるよう精一杯歌います」と挨拶しました。


鳩山幸さんもセレモニーに参加

 このセレモニーには、首相夫人の鳩山幸さんも訪れ、阪神淡路大震災の時には神戸にある実家がとても心配だったことに触れながら「震災にあった方々に私たちが何かできることはないかと思う気持ちが大切。一人でも多くの方々にハイチ・アート展をご覧いただきハイチの復興を願っていただきたい」と挨拶されました。鳩山さんは、子どもたちに促し、もう一度「翼をください」を一緒に歌い会場を沸かせました。


井上ジェイさんがハイチアートの魅力を

 会場に展示されているのは、井上さんのコレクション約200点のうちの55点。さらに震災前に井上さんが撮影した写真や、ハイチを撮り続けて22年になるというフォト・ジャーナリスト佐藤文則さんの震災後の写真なども展示されています。井上さんはハイチ・アートの魅力を「何といっても極彩色を使った鮮やかな色使い。マルシェやジャングルなどといったジャンルがあり、マルシェは市場に集まった民衆を、ジャングルは遠い祖先のルーツであるアフリカを想像したもの。ハイチの歴史や生活を学びながら観るのも面白い」と教えてくださいました。


初日から多くの来場者が

 江戸川台からお友だち2人といらっしゃった松本孝子さんは、「ハイチのアートを観るのは初めてです。貧しい国と聞いていましたが、とても明るいタッチの絵が多く、住民の方は心の豊かな感性をお持ちではないかと感じました」と語っていらっしゃいました。今年1月12日に発生したハイチ大地震。20万人以上が死亡し、家を失った住民は130万人以上ともいわれ、地震発生から3か月を経過しても今なお多くの被災者が避難民キャンプで不安な毎日を過ごしています。ぜひ皆さんも、ハイチのいち早い復興を願いつつアート展に足を運んでください。


見学する来場者

 ハイチ・アート展

期間:4月22日(木曜日)から5月2日(日曜日)まで
時間:午前10時から午後6時まで(金曜日のみ午後8時まで)
入場料:600円 ただし、高校生以下および障害者手帳をお持ちの方は無料

 関連企画 ハイチ・ライブ

日時:4月24日(土曜日)午後2時から4時30分まで
内容:レゲエ・シャンソン・ロック・手話コーラス。様々な音楽ジャンルが集うチャリティーライブ。「さんまのからくりTV」に出演し有名になった世界最年少プロギタリスト宮澤佑門さんも出演
入場料:1,200円 高校生以下および障害者手帳をお持ちの方は500円

 関連企画 ハイチ・トークライブ

日時:4月28日(水曜日)午後1時30分から3時まで
内容:ハイチ・アート展を企画した井上ジェイさんと、22年間にわたりハイチを撮り続けているフォト・ジャーナリスト佐藤文則さんの対談
入場料:無料

問い合わせ 生涯学習センター(電話:04-7150-7474)


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