ぐるっと流山 語りと紙芝居で楽しむ流山の民話

ページ番号6712 更新日 平成22年4月27日

森の図書館で第10会森の学校開催 流山の民話を85人の観客が楽しむ

流れてきた山

 4月25日(日曜日)森の図書館で、第10回森の学校「語りと紙芝居で楽しむ流山の民話~むかーしむかし流山ではね…~」が開催されました。出演は、ながれやま栞お話部会の皆さんです。森の図書館ギャラリーガラスケースの中に、博物館からお借りした市内にお住まいのマンガ作家「おのつよし」さんの原画を展示しているご縁から、おのつよしさんの作品を中心に、8つの民話を85人の観客が楽しみました。


ギャラリーにはおのつよしさんの作品を展示

 当日、紹介されたのは次の民話です。
流山の地名の由来を4人で語る「流れてきた山」(赤城神社)
紙芝居で「きつねの雨ふり」(中野久木)
掛け合いで「オランダ観音さま」(東初石)
絵巻物をプロジェクターで「大龍王とお坊さま」成顕寺(駒木)
掛け合いで「ばちあたりの仙蔵」浄連寺(野々下)
紙芝居「目つぶしの鴨」東福寺(鰭ヶ崎)
「朝寝坊の観音さま」西栄寺(桐ヶ谷)
語り「殿さまを助けた犬」(思井)


目つぶしの鴨

 「きつねの雨ふり」では、人間に化けたきつねがお茶を出し、人間が美味しそうに飲むが実は・・・、会場は笑いに包まれました。会場には「おのつよし」さんもお見えになり、自分の書いたマンガがスクリーンに映しだされたのをご覧になって「効果的ですね。小学生が郷土の民話、歴史を聞くことにより自分の住んでいる場所の地名や人名の由来などを知ることは、子どもたちの気持ちを郷土というものに向けさせる重要な役目を果たすでしょう」と話してくださいました。


殿さまを助けた犬

 江戸川台東から親子4人で訪れていた、まきたじん君3歳は「“きつねの雨ふり”が面白くて笑った」、6歳のまきたけん君は「“流れてきた山“がよかった」、ご両親は「3歳の子が最後まで聞けなければ途中で出るつもりでしたが、紙芝居、写真、プロジェクターがあったおかげで飽きずに最後まで鑑賞できてよかった」と感想を聞かせてくださいました。40代の方からは「流山の観光地図も貰ったので、今日聞いた場所に行ってみようと思います」との感想も聞かれました。会場入り口に置かれた「こんにちは流山」(流山市教育委員会)、「昔ばなし 流山・野田の巻」(おのちゅうこう)、「流山のむかし」(おのつよし)を手にとり、図書館で借りて帰られる方もいらっしゃいました。


民話を楽しむ観客

 次回の森の学校は、「オオタカのすむ市野谷の森~みんなにつたえたい流山の豊かな里山~」です。流山おおたかの森駅の近くに、市野谷の森という自然豊かな森があります。市野谷の森を残すまちづくりを提案し活動してきたNPOさとやまの恵良好敏さんにお話を伺います。
日時:5月29日(土曜日)午後1時30分から3時50分まで
講師:恵良好敏氏(NPOさとやま理事)
参加費:100円(資料代)
申し込み不要、直接会場へ
問い合わせ 森の図書館(電話:04-7152-3200)


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