ぐるっと流山 新市街地地区小中併設校ワークショップ
ページ番号6629 更新日 平成24年3月12日
(仮称)新市街地地区小中学校併設校の基本設計に向け 児童・生徒やPTAなどが集まり意見交換のワークショップ
3月10日、(仮称)新市街地地区小中学校併設校の基本設計に向けたワークショップが小山小学校で行われました。小中併設校は、開発中の流山おおたかの森駅周辺地区に平成27年4月、開校する予定です。同校は市内で16番目の小学校、9番目の中学校で、初めて小中学校併設校として開校するものです。
現在、設計委託業者により基本設計が作成されていますが、「みんなで作った学校、みんなの意見が反映された学校」とするために、児童・生徒やPTA、自治会、NPO団体などから生の意見をいただくため、今回のワークショップが行われました。午前中行われた子どもたちとPTA対象のワークショップには、小学生が小山小と流山北小、中学生が南部中と西初石中から計17人の児童・生徒、またPTAからは12人の保護者が参加しました。
子どもたちは、小中学生が入り混じって2班に分かれ、PTAは1班に。まずは、設計者の株式会社シーラカンス アンド アソシエイツの担当者から、現在計画されている学校の設計概要について説明がありました。業者選定の際の公募型プロポーザルで提案された模型を前に説明を聞く子どもたちは、自分たちが通う学校とはかなりイメージの違うことに驚きながら、興味深そうに模型の細部まで確認していました。
子どもたちの班では、「現在の学校の好きな所、嫌いな所について」や「小学生と中学生が一つの学校に通うことについて」が話し合われました。「富士山が教室から見える」「トイレが明るい」「下駄箱に長靴が入らない」「日の当たらない教室もある」など、子どもたちからは、日常生活で感じる様々な意見が出されました。B班の班長を務めた西初石中学校2年の藤原洋輝君は、「小学校と中学校が一緒の学校なので、楽しく交流できる学校となるよう、教室以外にみんなが集まれる場所があるといいという意見を出しました。実際に通う子どもたちの意見も聞いてくれたので、きっと素敵な学校になると思います」と語ってくださいました。
また、保護者のグループでは、防犯や防災に関わること、小中併設校のメリット、デメリットなどについての意見が多く出されました。流山北小学校に通うお子さんを持つ馬渕恵美さんは、「計画段階からこういった場を設けて保護者や地域の意見を聴いていただけるのはとても良いことだと思います。現在の計画では、PTAが使う部屋が職員室と離れた位置にあったので、近くにあった方が連絡も取りやすく便利ではという意見を出しました」とおっしゃられていました。
設計を請け負う株式会社シーラカンス アンド アソシエイツによると、同校は、おおたかの森に隣接した場所に建設されることを活かし、自然の中にある学校、森の中にある学校というイメージを持ちながら、校舎が受ける風の向きを考慮し、季節を通して風を最大限に取り込むため、南北に対し斜め45度に傾けた配置が特徴とのことです。
同社シニアアソシエイトの大村真也さんは、「今日のワークショップでは、子どもたちから現状の学校に対する貴重な意見がたくさん聴けて有意義だった。小中併設校ということで、不安に思う子も多いかと思ったら、小学生は自分たちの活動を中学生に見てもらいたい。アピールしてみて意見をもらいたい。といった意見があり印象的だった」とおっしゃっていました。
なお、午後には、地元自治会やNPO団体の方々が参加されたワークショップも行われ、こちらでも活発な意見交換が行われました。開校までのスケジュールは、今年7月頃までに基本設計を完了し、来年4月をめどに実施設計を作成、その年の秋から建設工事に入り平成27年4月の開校を目指しています。この日の様子は、JCNコアラ葛飾でも取材され、13日(火曜日)のデイリーニュースで紹介される予定です。なお放送後は、ホームページのBBコアラのコーナーでもご覧いただけます。
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