ぐるっと流山　キュリー夫人のバラ

　「キュリー夫人のバラ」を展示 　河合伸志さん作出の白のツルバラ

　流山6丁目の杜のアトリエ黎明で、キュリー夫人のノーベル賞受賞100周年を記念するバラが今日13日から展示されています。このバラは、日本を代表する若手育種家でNHK趣味の園芸でもお馴染みの河合伸志さんが作出したバラ品種で、バラを愛したキュリー夫人のノーベル化学賞受賞（明治44年）から100年目を記念した「キュリー夫人のバラ」として国際連合から認められたものです。

　種類は、夫人が最も好んだ白のツルバラで、品種名はキュリー夫人の孫であるエレーヌ・ランジュバン・ジョリオ博士により、国際化学年にちなんで「マリー・キュリー IYC2011」（Rosa‘Marie Curie IYC2011’）と命名されました。花径は約7センチメートル、ひらひらと波打つ花弁が魅力的な品種で青みのある柑橘系の香りが特徴です。

　「マリー・キュリー IYC2011」は、5月11日（水曜日）から16日（月曜日）まで、所沢市の西武ドームで開催中の「国際バラとガーデニングショウ」会場内のペレニアルブースにも1鉢展示されています。松戸市中和倉からいらっしゃった砂辺さんご夫妻は、「気品のあるバラですね。ほのかな甘い香りが素敵です」と見つめていらっしゃいました。このバラの見ごろは1週間程度ですので、ぜひお見逃しなく。

　杜のアトリエ黎明では、5月19日（木曜日）から29日（日曜日）まで、恒例の「ローズガーデン」展示を開催します。河合伸志さんの作出品種を始めとする品種の数々をご覧いただけます。バラ苗やバラ関連書籍の販売もあります。春を彩る庭園のバラをぜひご鑑賞ください。なお、5月20日（金曜日）には、株式会社ペレニアル所属のガーデナー山田哲也さんによるオープンガーデン講座も行います。入場料・参加費無料です。問い合わせは、一茶双樹記念館・杜のアトリエ黎明〈電話：04-7150-5750）まで。