ぐるっと流山 みやぞの野鳥の池竣工式

ページ番号7653 更新日 平成23年5月19日

坂川からの導水でアオコの発生を防止

みやぞの野鳥の池竣工式

 5月13日、「みやぞの野鳥の池」の完成を記念した竣工式を行い、井崎市長や地元自治会長などが出席しました。これまで調整池では、護岸の安全性の確保や水質の悪化が懸念されていましたが、盛土による護岸工事で安全性を確保するとともに、植栽による修景に配慮した整備、一級河川の坂川からの維持用水の導入により、水質の改善が図られます。 


看板

 地元自治会は、平成11年に「宮園調整池跡地利用推進委員会」を設立し、市と協議を進めてきました。平成18年に宮園調整池整備に伴う「新基本構想」をまとめ、市へ提出・要請をしました。市は、住民と協働で基本計画から実施・設計に至るまで検討会を重ね、平成21年から工事を始め、今年3月に「みやぞの野鳥の池」が完成しました。


水と緑の空間

 宮園調整池は「野鳥観察を通して市民が安らぎを覚える“水と緑の空間”」の創造を基本理念としています。野鳥が飛来、営巣できる環境を整えるため、今までの鋼鉄製の護岸の池側に盛土を行い、緩やかな斜面としました。水辺にふさわしい木々の植栽や、坂川で度々観察できる「カワセミ」の営巣場所の設置、また植生浮島や水質浄化施設の設置などをしました。


アオコの繁殖を抑える

 また、河川の洪水対策を実施したことで調整池に流入水が無くなりましたが、水を循環させるため、坂川からポンプにより導水を行います。アオコが繁殖する夏季(6月から 9月)には、毎分3.6立法メートルを24時間運転し、春秋期(3月・4月・5月・11月・12月)には、12時間運転します。アオコが繁殖しない冬季(1月・2月)には、原則として運転を停止する予定です。


市民の憩いの場

 調整池の整備に合わせ、国土交通省で坂川の整備をしました。これにより調整池の「野鳥観察空間」と坂川の「親水空間」が一体となり、市民の安らぎの場として、またコミュニティーの場として、流山市のシンボルとなることを期待しています。今後も地元自治会などとともに、「みやぞの野鳥の池」周辺の素晴らしい景観・環境を守っていきます。


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