ぐるっと流山 一茶双樹記念館でお茶会

ページ番号7623 更新日 平成23年5月10日

高校生らも伝統文化を満喫

流山市茶道親和会のお茶会

 伝統文化である茶道を体験できる場として、市教育委員会では流山市茶道親和会との協働で、毎年お茶会を開催しています。例年は4月に行われていましたが、ことしは東日本大震災のため1か月ほど延期され、5月8日(日曜日)、一茶双樹記念館で開催され、着物姿の女性や制服姿の高校生ら約200人が若葉萌えるさわやかな気候の中、優雅なひとときを楽しみました。

 流山市茶道親和会(流山市文化協会茶道部)は、昭和47年に創立され、来年には40周年の節目を迎える団体で、表千家・裏千家・大日本茶道学会・江戸千家・宗偏流・表千家不白流の6流派・15人の教授者と傘下の社中約250名によって構成されています。今回のような季節茶会の他に文化祭茶会等を開催し、一茶双樹記念館では毎月1回(第2日曜)呈茶席を設けています。


若者たちもお茶の世界を体験

 一茶双樹記念を入って右側の一茶庵では裏千家(大塚宗廣) が、また、左側の双樹亭では、大日本茶道学会(高橋宗香) がそれぞれお茶席を設けました。わが国の伝統文化を若い世代にも体験していただき、次世代への継承を確実なものとし発展させようと開催しているものです。一茶双記念館の主庭の木々で鳴く鳩の声が聞こえる静かな会場で、落ち着いた時間が流れて行きます。

  お茶会などで人気の一茶双樹記念館は、市指定史跡「小林一茶寄寓の地」の保全と文化振興を目的に設置された生涯学習施設です。俳人・小林一茶とみりん醸造創設者の一人と言われる五代目秋元三左衛門(俳号双樹)は交友があり、一茶はこの地を数十回訪れています。安政年間の建物を解体修理し、茶会・句会等に利用できる双樹亭や往時を偲ばせる主庭を中心に、商家を再現し、みりん関係資料などを展示する秋元本家、茶会・句会等に利用できる一茶庵から構成されています。


14日には邦楽コンサートも

 会場となった一茶双樹記念館では、今週末に邦楽コンサートを開催します。5月14日(土曜日)午後1時30分から3時までで、先着50名(参加費500円)。流山市文化協会邦楽三曲部会員による琴、尺八、三味線等の演奏で「比良」、「春の海」、「今日のよろこび」、「根笹調」、「深山の春」などを予定しています。また、6月12日(日曜日)午前10時から午後3時までは「お抹茶を楽しむ会」を開催します(参加費500円)。お問い合わせは一茶双樹記念館(電話:04-7150-5750)へ。


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