ぐるっと流山 森の図書館夢コンサート

ページ番号7617 更新日 平成23年6月7日

『ショパンの調べ』~華やかな世界・祖国への想い~

森の図書館夢コンサートの様子の写真

 6月5日、新緑につまれる森の図書館で「第37回森の図書館夢コンサート『ショパンの調べ』~華やかな世界・祖国への想い~」が開催されました。このコンサートは、市役所で毎月開催されているサロンコンサートを北部地域でも聴きけるようにと、2月・6月・10月の第1日曜日(年3回)に開催しているものです。企画運営は、流山市音楽家協会(里舘雅江会長)で、今回はクラシック音楽の中でも人気の高い「ショパン」を演奏。里舘会長による司会進行、板倉寿美子さん、青木佑衣さんによるピアノ演奏により、明るく華やかな曲調の「華麗なる大ワルツ」で幕開けしました。


ショパンの調べを奏でている写真

 「革命のエチュード」は、祖国ポーランドによるロシア帝国支配に対する武装蜂起後、ロシアによる侵攻とほぼ同時期に発表されたもの。ショパンの愛国心がうかがえる作品のひとつ「軍隊ポロネーズ」は力強く響きました。「幻想即興曲」は、ショパンの曲の中でも人気の高い曲です。友人のユリアン・フォンタナが、ショパンの遺品の中にあったこの曲に手を加え、ショパン自身は単に即興曲と題しましたが、「幻想即興曲」と題して出版しました。ショパンは『自分の死後、この楽譜を燃やして処分して欲しい』と頼んだそうですが、フォンタナが遺言にそむいて公表したとも言われています。ショパンにより作曲された最初のバラード「バラード 第1番」は、メインテーマが大変素晴らしいものでした。


ピアノの音色に聴き入るみなさんの写真

 生の演奏が聴けることで毎回人気のコンサートですが、今回、市内はもとより守谷、松戸、野田、柏からおよそ150人のクラシックファンがピアノの演奏を楽しみました。駒木台からお見えになった菅俊行さんは「妻は、森の図書館へよく行きますが、誘われて今日初めて来ました。素晴らしい生演奏を聴けてよかった」と感想を聞かせて下さいました。江戸川台からいらした方は「曲の解説、エピソードを話してくれて、楽しく聴くことが出来ました」、西平井の親子は「最高でした!」、小学6年生のピアノを習っている娘さんは「指の動きが素晴らしい。感動しました」と感想を聞かせて下さいました。


和やかな雰囲気のコンサートの写真

 ピアノ演奏者・板倉寿美子さんは「たくさんのお客様に囲まれて、とても温かい空気の中で演奏できて楽しかった」、ピアノ演奏者・青木佑衣さんは「小さい頃から来ている森の図書館で、自分の地域の皆さんに囲まれ演奏することに幸せを感じました」と話してくださいました。また、東日本大震災義援金箱(姉妹都市相馬市へ)を受付に置き、みなさまにご協力していただきました。


コンサートの様子の写真

 コンサートの様子は、6月6日(月曜日)JCNコアラ葛飾のデイリーニュースで放送される予定です。また、第15回森の学校「涼風コンサート~オカリナとハンドベルの調べ~」が、森の図書館視聴覚室で7月2日(土曜日)午後1時30分から3時まで開催されます。出演は、オカリナ・山田恭弘さん、森音さん、ハンドベル・レスポワール30です。定員は80名で、参加費無料、申込不要です。詳しくは、森の図書館(電話:04-7152-3200)まで。


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