ぐるっと流山 国際交流サロン「インド舞踊の鑑賞と体験」
ページ番号7611 更新日 平成23年6月10日
「インド舞踊の鑑賞と体験」 サリーの着付け体験も
生涯学習センターで、流山市国際交流協会(NIFA)と公民館共催の国際交流サロンが行われました。外国人の参加者は、震災の影響により同協会の日本語講座に通う2人(中国、タイ)と少ないものでしたが、交流協会の会員や、広報を見てきた人たちなど合わせて33人の参加者が、「インド舞踊の鑑賞と体験」を楽しみました。
講師はインド舞踊のプロとして活躍されているミーナさん(芸名)です。ミーナさんは、19才で初めて渡印した時の仏跡巡拝の旅で、インド舞踊に出会い深く感銘を受け、 その後、日本でオリッシィの名手であるクムクム・ラール女史に出会い、師事した後、12回以上にわたり渡印、研鑽を積んできました。39歳からプロとして活動し、現在は各地でパフォーマンス、ワークショップなどを展開しています。
初めに行われたのは、講師によるインド古典舞踊オリッシィの踊りです。「オリッシィ」は、東インドのオリッサ州で発祥した踊りで、寺院においてマハリと呼ばれる女性たちが神に奉納していたのがその起源です。オリッシィ特有の中腰の歩きで、上半身をひねりながら、首や胸、お腹など身体のいろいろな部分を動かし、これに手の表現を加えて踊ります。上半身はゆったりと、足首に鈴をつけ足元は激しく、上下のアンバランスな動きは、独特な旋律と拍節の音楽に合わせて、優雅さのなかにも激しさがある踊りです。皆さんはうっとりとした表情で観賞し、踊りが終わるとさかんに拍手をされていました。
次に、講師の先生の指導のもと会場の参加者全員で伝統インド舞踊の体験をしました。腰を落とすところから入り、足のステップの踏み方、上半身の動き、手の動かし方を学んでいきます。物語性のある踊りを踊るときには、欠かせない川や風、炎、星、月の光などさまざまな表現ができる手の動かし方の手本を見ながら、皆さんもインド舞踊の体験をしました。参加者には年配の女性も多く「運動になるわね」、「手の動かし方が難しいわね」など感想を話していました。「音楽と一体となって、心地よいリズムを刻んでいると、心はいつしか宙に浮き、意識と無意識のはざまを漂いながら深い喜びそのものになる。異次元の世界に入れます」と講師のミーナさんは言います。
最後に、サリーの着付けです。幅2メートル、長さ6メートルほどの一枚の布をぴっちりと身につけたチョリというサリーブラースにひだを作り、挟み込みながら腰に巻き、肩、背に担ぎ上げるように巻き上げて腰に巻いていきます。あまった布を、引きずらないように腰に巻き込んで挟み込み、飾るときには、頭にかぶります。これには皆さんあっと声を上げて納得顔。希望者5人の方が着付けを体験しました。インドの人は新しいサリーを年1回買うことを楽しみにしているそうで、材質はシルクや綿などでいろいろあり、上質のものは特に手入れをしなくても長持ちするそうです。
国際交流サロンは、日本文化と外国文化を相互に理解しあうことで、市内にお住まいの外国出身者の方々を含めた市民の交流を広げることを目的に開かれています。これまでにも、外国出身者の方や市民の方が互いに講師となって、各国の料理づくりや、日本や外国の文化などを題材にしながら毎月1回交流を行っています。次回は7月6日、文化会館で「健康体操と護身術を学ぶ」を開催します。参加ご希望の方は7月1日(金曜日)までに電話で文化会館(電話:04-7158-3462)へ。また、流山市国際交流協会では、市内在住の外国の方を対象とした「日本語講座」を、6月は生涯学習センターで、7月からは文化会館で毎週水曜日に開催しています。詳細はお問い合わせください。
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