ぐるっと流山 流山フィルハーモニーサマーコンサート2011

ページ番号7580 更新日 平成23年6月29日

流山フィル・サマーコンサート2011 復興支援チャリティーコンサート

流山フィル・サマーコンサート2011

 6月26日、小山小学校アリーナで市民オーケストラ「流山フィルハーモニー交響楽団」の定期コンサート「サマーコンサート2011」が行われ、約300人が本格的なクラシックを楽しみました。今回のコンサートは復興支援チャリティーとして入場無料で開催し、さらには任意で義援金を募ったところ166,560円もの金額が集まりました。集まった義援金の全額は、市を通じて相馬市と日本赤十字社へ半分ずつを送ることを決めています。

 指揮は流山フィルとは何度も共演している黒田尚宏氏で、演奏曲は、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」と、復活を象徴するベートーヴェンの交響曲第6番「田園」。2曲とも、チャリティーコンサートにする以前から決めていたものですが、「田園」は自然への畏怖と感謝がこめられ、さらには復活を象徴する曲でもあり、奇しくも今回の震災を思わせる選曲となりました。


流山フィル

 流山フィルでは年2回(主に6月と12月)、定期演奏会を行っており、東日本大震災が発生したとき、6月の定期演奏会に向けて練習をしていました。震災発生を受け、団員から「被災地のために何かできることはないか」との声が自然とあがり、団員全員で協議した結果、「6月のコンサートを被災地復興のためのチャリティーコンサートとしたい」との想いを全員で共有するに至りました。


小山小学校アリーナ

 会場は当初予定していた有料のアミュゼ柏から、流山市内でアクセスも良く無料で借りられる小山小学校アリーナに変更しました。本来コンサートを行う場所ではないため、座席や音響などでは多少劣る面もありますが、会場使用料が無くなったため、当初1,000円程度を予定していた入場料を無料にすることができました。また、小山小学校や十太夫福祉会館、流山市合唱連盟、流山市演奏化協会などから協力を得てチャリティーコンサートを実現しました。


チャリティーコンサート

 知人が出演しており、浅草からつくばエクスプレスで訪れた相吉澤章太さん(26)は「クラシックはあまり聴きなれないですが、会場で配られたプログラムに書かれた曲の説明を見て聴いてみると、曲の情景が浮かぶようでした。特に田園では、どの楽器が小鳥のさえずりや大雨などを表しているのがよく分かりました」と楽しんだ様子でした。


流山フィルハーモニーサマーコンサート2011

 流山フィルハーモニー交響楽団(団長・戸倉直)は、1987年に流山市制施行20周年を記念して、流山市内の愛好家が集まって結成された市民オーケストラです。年2回の定期演奏会を文化会館で開催しており、昨年12月には記念すべき第40回定期演奏会を満員の会場で開催しました。つくばエクスプレスの開通により新しい団員が増えつつあり、現在の団員数は40名。会社員、公務員、団体職員、自営、主婦、学生などさまざまなメンバーが、毎週日曜日に集まって練習を重ねています。


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