ぐるっと流山 小・中学校で放射線量低減策を実施

ページ番号7512 更新日 平成23年8月17日

高圧洗浄とバキュームによる清掃作業  

側溝の中を高圧洗浄している写真

 8月17日から市内の小・中学校で順次、比較的高い放射線が測定される校舎廻りの側溝や集水枡の高圧洗浄および洗浄に伴い発生する汚泥のバキューム作業が始まりました。屋根や地面に落ちた雨水が集まる側溝や集水枡の付近では、どうしても高い放射線が測定されてしまいます。そこで、2学期の始まる前の8月中に作業を終了させ、少しでも子どもたちに安心・安全な学校生活を送っていただこうと実施するものです。


側溝の周りも洗浄している写真

 作業を行う学校は、全23校中、7月に試験的に実施済の南流山小学校、市の機動班により洗浄済みの流山北小学校、体育館工事後に実施予定の西初石小学校を除く20校です。なお、7月25日と26日に南流山小学校で行った試験的な作業では、概ね1時間あたり0.5μSV程度の箇所が、1時間あたり0.2μSv程度に低減でき、効果が実証されています。


2台の作業車の写真

 8月17日には、南部中学校と南流山中学校、東小学校の3校で作業が開始されました。南流山中学校では、午前9時から校舎北側の側溝の清掃が始まりました。専門の業者が3台の作業車を使い、高圧洗浄とバキュームを行いました。使用された機材は通常、道路の側溝などを清掃するための機材です。


汚泥をバキュームしている写真

 作業は、側溝の蓋を上げることなく、特殊なホースを側溝の中に奥深く入れて、高圧で洗浄していきます。流れてきた汚泥や水は強力なバキュームで吸い取っていきます。手作業で行ったら大変な作業も、5人の作業員で手際よく行われていきました。この作業は、学校によっても異なりますが、概ね2日から4日程度で終了するそうです。


作業中の写真

 南流山中学校では、雨どいから雨水が流れ込むため比較的放射線量の高かった側溝の部分で、作業前は1時間あたり1.2μSvだったのが作業後に測定したところ1時間あたり0.2μSvまで放射線量が低減できました。なお、市内の保育所(園)でも同様に、比較的に放射線量の高い場所について、高圧洗浄とバキュームによる清掃作業を実施するため準備を進めています。 問い合わせ:教育総務課 電話:04-7150-6103


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ