ぐるっと流山 笑って健康!お笑い大行進11

ページ番号7497 更新日 平成23年8月27日

笑って健康!お笑い大行進11 流山の星・コンパス新人大賞受賞祝い

花束が贈られる様子の写真

 8月27日(土曜日)、流山市生涯学習センターで「笑って健康!お笑い大行進11」が行われ、約150人の皆さんが、漫才やマジックを楽しみました。健康都市宣言の街・流山市で「笑って免疫力を高めて健康に」と昨年8月から始められた「お笑い大行進」も1周年を迎えました。今回は、流山が生んだ漫才コンビ・コンパスの漫才新人大賞受賞を記念したお祝いの大会となりました。


期待の若手の写真

 7月26日に国立演芸場で文化庁平成23年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業「漫才新人大賞」が開催されました。司会は第2回の新人大賞受賞者ナイツ、ゲストは第9回新人大賞受賞者エレファントジョンと平成22年度文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞受賞者東京太・ゆめ子。その漫才新人大賞に流山在住・西本宏一さんのコンパスが輝きました。そこで、新人大賞のコンパスと、敢闘賞の世界少年を招いてのお笑い大行進は、両受賞コンビへの花束贈呈から始まりました。

 コンパスのおふたりに花束を贈ったのは、お笑い大行進を主催している流山文化のまちづくり実行委員の宮原哲也実行委員長と、3人のお子さまと会場にいらした高田恵子さん。高田さんは、南相馬市から福島第一原発事故で流山に避難され現在は流山にお住まいで、9月19日には出産予定なのだそうですが「おめでとうございます」と花束を手渡しました。司会をされた「笑いと健康学会」の澤田隆治会長は、「漫才を楽しむと身体が緊張とリラックスを繰り返し、自律神経が活発になるうえ、交感神経と副交感神経がバランスよく刺激されることで、免疫力も増加すると言われています。笑うことで血糖値が下がることも実証されているそうです」と健康づくりのために笑おうと呼び掛けました。


笑いだけでなくマジックもありの写真

 トップバッターは、漫才新人大賞コンテストで敢闘賞を受賞した世界少年。若い世代が集まる「お笑いライブ」が中心のコンビだけに、中高年者のお客様が多い流山では「受けないかも…」、「花束をいただいて急にハードルが上がってしまった」と弱音を吐きながらも経済ネタで会場を沸かせました。2番手は、マギー四郎の一番弟子・マギー隆司のマジック。話術で笑わせながらのマジックは日本独特のものだそうで、夏休みを利用して漫才を見に来た小島くんという小学生に協力してもらいながらトランプマジックなどを披露しました。

 3番手の大瀬ゆめじ・うたじは、夏の暑さを吹き飛ばすためにウナギを食べた話題から、ウナギにまつわる食文化についてのウンチクをひけらかすツッコミと、駄洒落で応戦するボケとの絶妙な間合いが笑いを誘います。続いてコンビを組んで41年と言うベテラン・Wモアモアが政局ネタでつかんで、お金の使い方と健康に関する切ないネタで会場を爆笑の渦に巻き込みました。


期待の新星・コンパスの写真

 ベテランコンビ2組が続いて出演したところで、休憩を挟んで、いよいよ漫才新人大賞のコンパスが登場。受賞したときに「明日から人生が変わる」と思ったけど、翌日は普通にバイトに出掛けたという自虐ネタから始まり、流山観光バスツアーのガイド役に扮した地元ネタ、ニューファミリー新聞や月刊ともなどの地域紙の取材を受けた話題などの近況報告から、新人大賞を受賞したときの結婚にまつわるネタを披露。若手の客層と中高年者の客層では「笑いのツボ」が違うと笑わせながら15分の持ち時間をこなし、出口ではサインや記念写真をねだられる一幕も。

 たたき売りのおじさんや本屋の店員など毎回、異なる役柄で登場するチャーリーカンパニーは、今回、駅員と自殺志望のサラリーマンという設定で時事ネタに挑戦。金がなく自殺を考える男性は、駅員に、金がないより悲しいのは信用がないこと、信用がないより悲しいのは愛情がないこと…と諭されますが。シリアスなネタに笑いがあふれます。忍者の装束で演じる「親亀の背中に子亀を乗せて~」のギャグや「赤あげて!白下げて!白あげないで赤下げる!」の旗揚げコントの創始者として知られたナンセンストリオ。その中心となった社団法人漫才協会理事の岸野猛が、「トリオスカイライン」の原田健二とコンビを組んだ「ナンセンス」が秋田県など地方をネタにした軽妙な話術で往年の漫才ファンをうならせました。

 エンディングは、夫婦漫才の新山ひでや・やすこ。男性同士のコンビから、相方の病気で奥さんが突然漫才の舞台に駆り出される様子は、「漫才一筋の夫を支え献身愛 初舞台秘話」「主婦が突然漫才師」「人情夫婦漫才」などのタイトルでドキュメンタリー番組にも採り上げられました。歌って笑わせる芸風は、「苦労しました泣かされました」「そういう言い方って好きだな」などのCDにもなっています。舞台の最後は、不景気を吹き飛ばそうと「景気音頭」で、コンパスや世界少年も会場と一緒に手拍子をするなどステージと客席がひとつになって盛り上がりました。

 次回の「笑って健康!お笑い大行進12」は10月10日(祝日)午後1時30分からです。出演は、「なーんでか」のギター漫談・堺すすむ、NHK 「ごきげん歌謡笑劇団」などで人気のツーライス、チャキチャキの江戸っ子・あした順子、女性漫才コンビ・すず風にゃん子・金魚、結成2年目の若手コンビ・カントリーズ、楽器と音楽を活かした名人芸・ひびきわたる、カードマジックなどで有名なブラック嶋田、そして流山が生んだ漫才新人大賞・コンパスの8組の予定です。チケットは一般2,000円、高校生以下1,000円で生涯学習センターで電話予約受付中(全席指定)。お問い合わせは、流山市生涯学習センター(電話:04-7150-7474)へ。


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