ぐるっと流山 流山子どもミュージカル

ページ番号7478 更新日 平成23年8月6日

8月10日・11日の本番に向かって猛練習 流山子どもミュージカルが8回目の公演

練習に熱が入る子どもたち

  「もう一歩前に入って」「声を出して楽しそうに」…演出の先生の大きな声が会場に響きます。8月10日・11日の本公演を前に、流山子どもミュージカルの練習が最終段階に入っています。8回目を迎える今回は、「あまんじゃくの桜貝」(脚本:山崎陽子、演出:青砥洋、振付:中尾弘隆)を小学2年生から中学3年生の21人のメンバーで上演します。本番まであと4日となった8月6日、会場となるさわやかちば県民プラザのホールで最後の舞台稽古が行なわれました。一部の子どもたちは衣装も着て、歌と踊りの難しい場面を繰り返し練習、立ち位置とか動くスピード、声の出し方など、演出の中尾弘隆先生から細かな指導が行われました。


盆踊りのシーンを繰り返し

 今回上演される「あまんじゃくの桜貝」は、昭和初期の広島の宮島を舞台にした、子どもたちの成長を描いたストーリー。何を言っても反対ばかりして、気持ちと言葉がさかさま。そんな、村では「あまんじゃく」と呼ばれる嫌われ者のゲンタ。病気の母親とともに、村に来たばかりのおしとやかなサチ。そんな二人がひそかに惹かれ合う。「桜色の小さな貝に願いごとを書いて月夜の海に浮かべると、願いがかなうという…」。さて、ゲンタとサチが桜貝にこめた願いとは…。


主役のゲンタとサチ役の4人

 主役のゲンタ役を高橋ななこさん(中1)と加藤真歩さん(中3)が、サチ役を橋本彩さん(小6)と染谷菜月さん(中1)がダブルキャストで務めます。高橋さんは「いままで練習してきた成果を発揮して、お客様に感動を与えるような演技をしたい」、橋本さんは「この劇に出てくる役はみんな成長して気持ちが変わっていきます。その心の変化が見どころなので、注意深く見て欲しい」、2度目の主役となる加藤さんは「意地を張るゲンタと優しいゲンタの違いがうまく表現できるように演じたい」、染谷さんは「心の変化を表すのが難しいサチ役を一生懸命練習してきたので、本番でも演じ切れるよう頑張りたい」とそれぞれ、見どころや意気込みを語ってくださいました。


演出の中尾先生が細かく指導

 流山子どもミュージカルは、平成13年に公民館と流山青年会議所の共催で開催した市民公募ミュージカル「サンキュー 命をありがとう」をきっかけに、参加した子どもたちの保護者が市内で本格的なミュージカルを学ばせたいと、平成15年11月にわずか6人で誕生した小・中学生中心の劇団です。翌16年には結成から10か月で初舞台「あたたかい心」を成功させ周囲を驚かせました。その後、毎年1回の公演を続け今回で8回目となります。広報担当の矢口輝美さんは、「8か月かけて子どもたちと保護者が力を合わせ作り上げてきたミュージカルです。多くの方に観ていただきたい」と語ってくださいました。


立ち位置などを確認しながら

 流山子どもミュージカルの卒団生の中には、さらにステップアップして高校生以上が在籍する劇団BDPで活躍する先輩もいます。坂巻奈津穂さんは、昨年1月にBDPアカデミー第2回公演「彼女たち」で主役を務めたほか、今年5月には同じく流山子どもミュージカル出身の瀬戸沙織さんとともに、劇団BDP第10回公演「飴屋の夜に…」に出演しました。坂巻さんは、後輩たちの公演が成功するようにと、都合のつく限り練習にも参加してアシスタントとしてサポートも続けています。また、昨年の公演で主役を務め卒団したフーパー星華さんもBDPアカデミーで演技を学んでいます。


盆踊りのシーン

 さらに、現役団員の片瀬萌南さん(中3)は、今年4月23日から5月8日まで青山劇場で行われた「アニー2011」の東京公演にジュライ役で出演を果たしました。アニーは、日本でも26年続くロングランミュージカルで、名曲「トゥモロー」はあまりにも有名です。片瀬さんは、厳しいオーディションを勝ち抜きアニーの舞台で力一杯演じ切りました。8月10日から16日までシアター・ドラマシティで行われる大阪公演でも出演します。


ゲンタとサチ

 「さあ、行こうぜあまんじゃく。じゃなかったゲンタ!」。ゲンタがサチと出会いさまざまな出来事を経験して成長し、村人や友人たちに心を開き、少しずつ周りからも認められていきます。自らも成長期にある子どもたちが、心の変化をどう演じていくか。ぜひ、会場のさわやかちば県民プラザでご覧ください。公演は、10日(水曜日)が午後3時から、11日(木曜日)が午前11時からと午後1時30分から、計3回上演されます。チケットは、前売り1,200円・当日1,500円(全席自由)で、売り上げの一部は流山市を通して東日本大震災の被災地でもある姉妹都市・相馬市への義援金として送られます。チケットのお問い合わせは橋本さん(電話:090-4941-8961)、または坂巻さん(電話090-3346-8118)へ。


JCNコアラのインタビューに応える

 流山こどもミュージカルでは、第9期生の劇団員を次のとおり募集しています。父母会の皆さんは「小学生低学年から中学生まで、異学年の交流が子どもたちにとってとても良い効果をもたらしています。演劇をやらせたことで声を大きく出せるようになり、日常でも前向きな姿勢が見て取れます」と語っていらっしゃいました。
 この日のリハーサルは、地元ケーブルテレビのJCNコアラ葛飾も取材に訪れていました。

  • 対象:小学生から高校生
  • 練習日時:毎週金曜午後6時から8時
  • 練習場所:流山市生涯学習センター、江戸川大学ほか
  • 会費:入会金6,300円・月会費7,600円 

無料体験レッスン

  • 日時:9月2日(金曜日)・9日(金曜日)午後6時から8時
  • 場所:生涯学習センター
  • 問い合わせ:宇都宮さん(電話:04-7152-7112)まで。

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