ぐるっと流山 朗読会「折り鶴に願いをこめて・・・そして明日へ」

ページ番号7469 更新日 平成23年8月9日

朗読会「折り鶴に願いをこめて・・・そして明日へ」

  8月6日(土曜日)、森の図書館で朗読会「折り鶴に願いをこめて・・・そして明日へ」が開催され、66人の皆さんが会場に詰めかけました。この朗読会は、8月14日(日曜日)まで展示中の「サダコと折り鶴ポスター展」に合わせて開催されたもので、コンテストで毎年賞を受賞するなど朗読に力を入れている北部中学校(伊藤明校長)の飯村友揮くん、安部優子さん、渡邊小夏さん、眞鍋綾香さん、片岡惟さん、野口絢子先生が出演しました。朗読グループ「こもれび」からは、朝井多み江さん、有澤昤子さん、松下秀子さんが出演しました。


朗読した図書

  第1部は「海をわたった折り鶴」。広島に投下された原爆により12歳の若さで亡くなった佐々木禎子さんが、生きたいという願いを込めて折った折り鶴。その折鶴が海を渡り、ニューヨークのトリビュートセンター(グランドゼロ・9・11同時多発テロ跡地)に置かれました。絵をスクリーンに投影し、北部中学校の先生と生徒の皆さんが朗読をしました。


会場からはすすり泣きする声も

  今年、私達が経験したことのない大震災について描かれた詩「階段」。岩手県出身の宮沢賢二の詩「雨ニモマケズ」。震災直後からブログやツイッターに寄せられた心に響く思い「東日本大震災のツイッターより」、「3・11心に残る140字の物語」が朗読され、会場からはすすり泣きが聞こえました。山本有三「心に太陽を持て」は、中学生の複数の読み手による群読で、圧巻でした。


朗読する中学生と朗読グループの皆さん

  第2部は、趣を変えて心が和む詩の朗読です。「みすゞコスモス」より金子みすゞの詩「こだまでしょうか」ほか、100歳の詩人柴田トヨ「くじけないで」などが朗読されました。岩手の民話「神様がくれた寿命」では、神様が寿命を与えると宣言し、集まった人間や動物たち。同じ長さの寿命にするつもりが・・・寿命がどうやって決まったのか・・・?という内容の民話で、岩手弁の語り口に会場は笑いにつつまれました。


8月14日まで展示中の「サダコと折り鶴ポスター展」

  参加者からは、「戦争の話だけでなく震災の話も含め命の大切さなど、心にしみる話でした。朗読する方達もとても上手で感動しました。久し振りに落ち着いた一時を過ごしました。」、「感情がこもって凄い!と感じました」、「スクリーンとミュージックも良かったです。上手だというのみならず、強く訴えるものをお持ちなので本当に感動しました。忘れ難い8月6日になり、ありがとうございました。」、「中学生と大人が一緒に朗読の上に立って出来たことに嬉しさを感じました。内容もこの時期に大変良く心打たれました。」などの感想が寄せられました。朗読会で読まれた本は、図書館にありますので是非ご利用下さい。


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