ぐるっと流山 ゴーヤカーテン施設見学会(前編)

ページ番号7467 更新日 平成23年8月10日

ゴーヤカーテン施設見学会 ながれやまゴーヤクラブの案内で

ゴーヤカーテン施設見学会

  8月9日、流山ゴーヤカーテン普及促進協議会(通称「ながれやまゴーヤクラブ」松島英雄会長)主催のゴーヤカーテン施設見学会が行われました。同協議会は、地域ぐるみでゴーヤカーテンを推進してきた美田自治会や、温暖化防止ながれやま、江戸川大学などが協力して、今年4月に創設された団体です。


たわわに実ったゴーヤ

 当日は、生涯学習センター、市役所、平和台幼稚園、八木北小学校などの施設と美田自治会のお宅を、報道関係者も含め37人が見学しました。それぞれの施設の担当の方により、育成の工夫点などの説明がありましたが、共通していたのは苗を植える前の土作りが大切ということと、育てているゴーヤが大きくなってくると本当に楽しいということでした。


生涯学習センターの内側

  生涯学習センターでは、34個のプランターに2苗ずつ植えていますが、日に3回の水遣りに時間がかかることから、ホースに小さい穴を開けてプランターの上に渡らせることで、水遣りにかかる手間を大幅に短縮させるなど工夫をしています。今年の収穫は既に100個を越えているということです。ガラスの張り出しの上面に向かって伸びるゴーヤは小ホール前の待合全体をすっぽり覆っており、外気36.3度に対して空調をオフにした室内は31度と約5度の差が生まれていました。


市役所第3庁舎

  市役所第3庁舎の壁面にも、高さ4メートルほどのゴーヤの葉が入口の両側に茂っています。仕事の合間をぬって育てているという環境政策課の職員は、ゴーヤは連作に強くないので基本的に土を毎年ある程度替えないといけませんが、牛ふんや油粕などを入れて土を改善することで6年間土を替えずにやってきたそうです。「できたゴーヤは、昨年同様、福祉施設などに提供する予定です。子どもと一緒で、苗が小さいうちは気を使いますが、大きくなれば手もかからなくなるので、皆さんにもどんどん挑戦していただきたいですね」と話していました。


平和台幼稚園

  職員にゴーヤクラブのメンバーがいたのをきっかけにこの活動に参加した平和台幼稚園では、環境教育として年中クラスではトマト、年長クラスでは稲の栽培を園児が行っています。特に稲は秋に収穫されたものが給食に出されると子どもたちも喜んで食べるそうです。ゴーヤはプランターで教室の入口の日光を遮るように4か所につくられており、岡本哲哉教頭は「子どもたちもゴーヤが小さい実をつけると喜んでいました。ただゴーヤは苦いので子どもたちが食べるのには一工夫が必要ですね。美田自治会さんが作ったゴーヤアイスなどは良いアイデアですね」と話してくださいました。


八木北小学校

 17個のプランターに1株ずつ苗を植えた八木北小学校では、2階のベランダまで続く高さ6メートル、幅8.5メートルのグリーンカーテンが壮観です。これだけのグリーンカーテンの量だと、3か月間で44.6キログラムの二酸化炭素削減の効果があるそうです。環境省の資料によれば、普通乗用車を10分間アイドリングした際の二酸化炭素排出量が90グラムですから、約82時間分の自動車のアイドリングを止めるのと同じ効果があるということになります。 (後編へ続く)

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