ぐるっと流山 南流山中学校で保護者らが側溝を清掃

ページ番号7454 更新日 平成23年9月21日

南流山中学校の保護者が側溝清掃 2時間の作業で200袋分の土や草を除去

南流山中学校の側溝清掃の写真

 9月17日、南流山中学校(村上国弘校長)で、同校PTA(山崎英彦会長)と学校によるグラウンド周りの側溝清掃が行われました。この日は早朝7時からの清掃に、保護者48人、教職員など25人が参加しました。同校PTAでは、放射能問題を受け7月には学校敷地内の側溝清掃の実施を決定していましたが、8月に市が校舎周りの側溝の高圧洗浄とバキューム清掃を行ったため、市が行った個所以外の清掃となりました。


グラウンド奥の側溝の土をシャベルで除去している写真

 早朝から集まった保護者の皆さんは、早速PTAが用意したマスクと軍手を装着し、グラウンド奥の側溝へと向かいます。側溝にはふたが無いため、雨風のせいかグラウンドの土がたくさん溜まっていました。これをシャベルで掘り起こし、ごみ袋に詰めていきます。早い時間とはいえ、陽が上りだすと気温は一気に上昇。皆さん大粒の汗をかきながらの作業です。特に、水を含んでいるグラウンド端の側溝の土は掘り出すのも一苦労です。


正門周辺の通学路の草刈りの写真

  正門周辺の通学路では草刈り清掃も実施。除去するのは主に雑草ですが、植え込み周りでは背丈の高い雑草が生い茂っており、すぐにごみ袋がいっぱいになっていきます。また、体育館の奥の敷地には、深さ2メートル、縦横6メートル×8メートルほどの穴が掘られ、ごみ袋の一時埋め立て保管場所となっています。この穴は、地域の方のご厚意で、この方個人の重機で掘ってくださったそうです。


集められた土や草の写真

 約2時間の作業で、200枚以上あったごみ袋は全て使い切り、集められた土や草は次々と穴へと運ばれていきます。穴の中央に集められた200袋は、敷かれたゴム素材のシートで上下を包まれ上から土を被せて埋められました。同校PTA副会長の榎本尚美さんは「体育祭前になんとか清掃を終わらせたかったのでホッとしています。参加者が全然いなかったらどうしようかとヒヤヒヤしていましたが、たくさんの保護者に参加いただいてありがたく思います」と参加者への感謝を述べました。


集められたごみ袋の写真

 また、榎本副会長は続けて「南流山中学校は、お父さんたちも積極的だし先生方も協力的なので連携がうまくいっていて助かります。側溝清掃に関しては、全て自分たちでやることを予定していたので、夏に市が行った高圧洗浄は助かりました。今後も市には、継続的な測定や、安心メールなどでの情報提供を続けて欲しいと思います」と話してくださいました。


集められたごみ袋の写真

 同校の前川秀幸教頭は「会長をはじめ、PTAの皆さんの積極的な声でこうした清掃が実現できたのをありがたく思います。放射能の問題に関しては、色々な意見をお持ちの方がいらっしゃるかと思いますが、子どもたちに安心して学校生活を送ってもらうためには、学校やPTA、行政や地域が一体となり協力していくことが必要です。継続してこの問題に取り組んでいけるよう、今後も皆さんのご協力をお願いします」と話しました。


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