ぐるっと流山 西深井小学校で保護者らが通学路の清掃

ページ番号7448 更新日 平成23年9月22日

西深井小学校などで通学路の側溝などを清掃 保護者や地域の協力で開始

西深井小学校など3校で通学路の清掃をしている様子の写真

 9月22日、東深井中学校区の3校の市立小・中学校で、保護者と地域、学校の協力による通学路の放射線量低減の清掃作業が行われ、東深井小学校、東深井中学校、西深井小学校の3校合わせて150人を超える方々にボランティアで参加していただきました。


通学路の清掃の様子の写真

 市では、今月上旬に各小・中学校で教職員や保護者の皆さんが放射線量低減活動を行う場合の手順などをまとめた「通学路等における放射線量低減マニュアル」を作成しており、今回の清掃はこれを受けて行われたものです。この日は前日に東日本を縦断した台風15号の影響で、学校周辺の道路は飛ばされた枝や葉が散乱しており、この除去も合わせて行うこととなりました。


通学路の清掃の様子の写真

 西深井小学校では、保護者と教職員のほか、自治会の方にも協力いただき50人が参加。校門から学校敷地周辺と、流山街道に出る道路の合わせて400メートルほどが今回の対象エリアです。側溝の担当の皆さんは、校門前の側溝のグレーチングやコンクリート蓋を外しての清掃を開始。このとき、底に溜まった土だけでなく、側溝と蓋の隙間や、壁面の隅に溜まった土もシャベルなどで丁寧にこそぎ落として回収しました。


台風の影響で枝葉がたくさんの様子の写真

 草刈り担当の皆さんは、最初に台風で道路に散乱した枝や葉を集めるところから始まりました。そして、道路にはみ出した草などを鎌で切り、根をコテでほじって除去します。お孫さんが同小学校に通う湯川町子さんは「今日は娘について来ての参加です。孫が世話になっている小学校ですし、私たちの世代でも、草刈りなどで少しでも何かできればと思い参加しました。こうした輪が広がって、親の世代・祖父母の世代と、地域全体で考えていけるといいですね」と話してくださいました。


保護者や地域の皆さんが協力して清掃している様子の写真

 子どもたちが下校してからの約1時間の清掃でしたが、同校では土嚢に31袋の土と、ごみ袋80袋の草が回収されました。同校の荒井悟PTA会長は「西深井小学校は息子2人が通うだけではなく、私の母校でもあります。今日手伝ってくださった地域の方々も小さい頃から顔見知りの皆さん。保護者の皆さんだけでなく、自治会の方にもご協力いただきありがたかったです。子どもが安心して通学できるよう、時間はかかるかと思いますが、みんなで協力して活動を進めていきたいと思います」と話してくださいました。


80袋の草に31袋の土を回収の様子の写真

 また、同校の田嶋久美子校長は「職員だけではとてもできない清掃を、多くの保護者や地域の方々のご協力で実施でき、ありがたく思います。放射能の低減活動は『これですぐに』というわけにはいきませんが、皆さんのおかげで側溝の土や、歩道橋近くの雑草が見違えるように無くなりました。今後も長い取り組みになるかと思われますが、地域が一緒になって子どもの安全・安心を進めるようにご協力をお願いします」と謝辞を述べました。子どもたちが学校へ通う通学路は広範囲に渡るため、低減活動には、長い時間と多くの市民の皆さんのご協力が必要です。引き続き、皆さんのご協力をお願いします。


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