ぐるっと流山 心身ともに元気になる音楽療法

ページ番号7415 更新日 平成23年10月20日

101歳のピアニストも登場

心身ともに元気になる音楽療法

 10月16日、生涯学習センターで流山音楽療法「元気にドレミ」が開催されました。音楽療法は、音楽を通して心身の障害の回復や機能を維持改善させるもの。代表の武田シズエさん(宮園)が平成14年に流山音楽療法「元気にドレミ」を立ちあげて以来、高齢者施設などで音楽療法を実践する傍ら、音楽療法を教える場として年3回開催しています。


流山音楽療法「元気にドレミ」

 参加者の多くは高齢者施設で働いている方。ここで音楽療法の新しい「ネタ」を学んで、皆さん職場で実践するそうです。手遊びなど交えた歌を参加者みんなで歌ったり、日本音楽療法学会の音楽療法士の資格を得るため勉強中のメンバーによる、音楽療法の事例の紹介を行ったりしました。武田シズエさんは「音楽療法は体の機能をフルに使って心身を元気にさせます」と話し、高齢者だけでなくリハビリなどにも利用できるそうです。実際に、ゆうゆう大学でも元気な方を相手に、講師として音楽療法を教えているそうです。


ゲストによるピアノ演奏

 今回は、武田さんの講義の前にゲストによるピアノや歌などの演奏と、紙芝居などが行われました。演奏を披露したゲストの年齢はなんと、101歳と95歳。それぞれピアノの森田せいさん(明治43年生まれ)と、歌の高柳ナヲさん(大正5年生まれ)です。森田さんは見事な指さばきでピアノを巧みに弾き、高柳さんは歌と同時にリズミカルにタンバリンを叩き、東京音頭や箱根八里など5曲を演奏しました。


101歳のピアニスト

 二人は同じ施設に入居する同士で、森田さんの毎日のピアノ練習に、陽気な高柳さんが自然と歌いに寄ってくるそうです。森田さんは毎朝の般若心経の写経と散歩、そして午後のピアノ練習も欠かさないそうです。また、絵も得意としており森田さんが入居する施設にはたくさんの作品が飾られているといいます。


紙芝居

 続いて紙芝居を披露したのは、高橋由利子さん。高橋さんは教師として働いていましたが、病気になり25年間勤めた学校を退職。退職後、病気を抱えながらも朗読を学び、現在では、月一回認知症のグループホームで紙芝居、リズム体操、わらべうた遊びなどのボランティア活動を行っています。この日は自身の子どもが小さいころに読み聞かせていたという紙芝居「モチモチの木」を元気にドレミのメンバーのピアノと一緒に朗読しました。


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