ぐるっと流山 警察と消防が連携して合同訓練

ページ番号7337 更新日 平成23年11月19日

警察と消防が連携して合同訓練 本番さながらの立てこもり事件

学校の事務室に立てこもり

 11月18日、流山・野田・柏・我孫子・印西・取手の隣接6警察署と流山消防本部による、現金輸送車強盗並びに立てこもり事件を想定した合同の訓練が行われました。事件の概要は、印西市の銀行の駐車場で、現金輸送中の警備員を襲い、現金を強奪した犯人が、車や電車で逃走した後、流山市立東深井中学校に人質を取って立てこもるというもので、訓練には車両約30台、警察官や消防職員など約100人が参加しました。


バイクを奪い東深井中に

 流山市内では、犯人が電車で逃走中、運河駅で下車し駅前でオートバイを奪い、パトカーに追われながら東深井中学校に逃げ込み、持っていたナイフで事務員一人を刺した後、女性事務員を人質に立てこもるというシナリオで訓練が行われました。訓練の最終場所で犯人逮捕の現場となる東深井中学校には、報道陣や県警本部の職員も駆け付け、訓練を見守りました。


刺されたけが人を応急処置する救急隊員

 犯人に刺された負傷者を救出する訓練では、救急隊と警察が連携して行動。救急車到着前に警察官が、安全な場所まで負傷者を運び出し、到着した救急隊員は、すぐにその場でAEDによる蘇生措置などが施された後、救急車で搬送されました。


一瞬のすきをついて犯人確保

 人質を取って学校の事務室に立てこもった犯人は、警察官の説得にも応じず人質にナイフを突き付けながら逃走用の車を要求。25分ほど立てこもった後、警察の用意した車で更に逃げようと校舎から出てきました。犯人が車に乗り込もうとしている所に、交渉役の警察官が物を投げつけ、一瞬の隙をついて周りに隠れていた警察官5人から6人が一斉に飛びかかり犯人を押さえつけました。


取り押さえられる時も懸命に抵抗

 犯人役となった流山警察署地域課の鈴木英朗課長は、訓練とは思えない迫真の演技で、本物の立てこもり犯と見間違うほどの迫力でした。逮捕される際にも本気で抵抗したため、訓練終了後には、あごを押さえながら痛そうに苦笑いされていました。一昨日に、千葉市でバスジャック事件が起こったばかりなので、この日の訓練は、より重要度が増したようです。


迫真の演技

 アカデミー賞なみの演技だった鈴木課長は訓練を終えて、額の汗を拭いながら「非常にタイムリーな訓練となり、また、消防署との連携も確認できて良かったと思います。これからも市民の安全のために努力します」と力強いコメントをされていました。


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