ぐるっと流山　青少年健全育成大会

青少年健全育成大会を開催 小山小が太鼓やソーランを披露

　11月26日（土曜日）、流山市生涯学習センターで青少年健全育成大会が行われ、多くの関係者が子どもたちのために地域でできることなどを考えました。同大会は、市育成会議（樫村あい子会長）が毎年、開催しているもので、夏休みに子どもたちが描いた健全育成のためのポスターや標語の入選者の表彰、育成団体や育成功労者の表彰などを続けています。

　育成会議の構成団体である柏地区保護司会流山支部の角田英雄さんの司会で始まった同大会では、坂巻市議会議長や後田教育長のあいさつの後、市内小中学校の児童・生徒による「青少年を健全に育てる運動啓発標語及びポスター作品展」入選者に賞状と記念品が贈られました。今年度は、標語の応募が187点、ポスターの応募が140点ありました。

　流山市青少年育成会議は、青少年問題の持つ重要性に鑑み、広く住民の総意を結集し、次代を担う青少年の健全な育成を図ることを目的として、昭和53年に発足した団体です。来年1月15日に江戸川河川敷で行われる親子たこあげ大会、通年で展開されている啓発活動をはじめ今回の青少年健全育成推進大会などを実施しています。青少年相談員や流山警察署、スポーツ団体など27団体で構成されています。

　標語では、「おばあちゃん　わたしがおせわを　するからね」（八木北小1年・小野田知菜さん）、「たすけあい 手と手でつなぐ おもいやり」（江戸川台小2年・倉科ジェイダさん）、「いっぱいしんせつ　いっぱいあいさつ できる町」（西深井小2年・松川直哉さん）など20点が入選しました。

　ポスターでは、「みんなでなかよくたすけあおう」（鰭ヶ崎小3年・上藤菜々子さん）、「みんなともだち」（小山小3年・田島温さん）、「笑顔あふれる町にしよう」（八木北小4年・中野花香さん）など13点が入選しました。入賞された子どもたちは会場に掲示された作品の前で記念写真を撮っていました。なお、これらの標語やポスターの入選作品は、12月12日（月曜日）から15日（木曜日）まで市役所ロビーで展示される予定です。

　青少年育成功労者では、工藤琢哉さん、渡辺浩幸さん、河野秀さん、木下克彦さん、渡部篤史さん（以上少年サッカー）、辻郁さん、中野孝照（以上ボーイスカウト）、濱田幸次さん、矢部勝美さん、牧尚輝さん、竹谷賢治さん、永井純さん（以上少年野球）の12人が、長年の青少年の育成指導活動に対して表彰の栄に輝きました。表彰された大人の方々は、舞台を降りると、日頃、指導している子どもたちから花束を贈られ、記念写真を撮るなど和やかな雰囲気に包まれました。

　青少年育成功労団体として、地域や学校などと連携し、さまざまな活動を展開している「加台こども会」が表彰されました。また、会場には、ことし7月に財団法人千葉県青少年協会設立45周年を記念した青少年育成千葉県民会議推進大会で流山市育成会議に贈られた表彰状も展示されました。

　アトラクションで会場を盛り上げてくれたのは、小山小太鼓クラブの勇壮な和太鼓演奏と、小山小ソーランの踊りを披露してくれた子どもたち。標語やポスターで表彰された児童・生徒の皆さんをはじめ、育成功労者や育成功労団体として表彰された方々、そして、日頃から青少年の健全な育成のために地道な活動を続けているPTAや子ども会などの皆さんの前で堂々とした演奏や踊りを演じ大きな拍手が贈られました。

　最後に、育成会議の構成団体である「流山市こどもの読書推進の会」の伊藤基会長が「私たちは、家族や地域の絆を大切にした市民総ぐるみのより良い環境づくりを積極的に展開し、次代を担う青少年の健やかな成長に全力を傾注しなければなりません。本日一堂に会した私たちが一層連携を深め、それぞれのもつ教育的役割を再認識し、その連携のもとに家庭や学校及び地域社会の中で心を一つにし、引き続き、青少年健全育成活動を積極的に展開していくことを…（一部抜粋）」と大会宣言を行いました。