ぐるっと流山 国際交流サロン「マジック」と日本の伝統芸能「南京玉すだれ」

ページ番号7298 更新日 平成23年12月12日

国際交流サロン 「マジック」と日本の伝統芸能「南京玉すだれ」

たくさんの方が参加されました

 12月7日(水曜日)、文化会館で「国際交流サロン(流山市国際交流協会・公民館共催)が行われ、「マジック」と「本の伝統芸能「南京玉すだれ」を楽しみました。参加者は、同協会の日本語講座に通う中国やネパールなどの外国出身者4人を含む協会会員や市民の方29人でした。今回、演じていただいたのは「生涯現役ときわ会」所属の20余りある同好会の一つ手品愛好会(TOMAC)の皆さんです。会員は、流山をはじめ柏、松戸などの市民ですが、今回出演された5人(本村嘉一さん、御澤 勇さん、大原郁代さん、森 正男さん、石垣紀子さん)の皆さんは、全員流山市在住とのことです。


小道具を使ったマジック

 マジックでは、お馴染みの小道具であるトランプ、ひも、箱やレースなどを使います。5人の演者は、同じ小道具を使っていても、それぞれ趣向を凝らしたマジックを演じ分けました。「ひも」を使ったものでは、結んだり、切ったりしたものが瞬時に元どおりになったり、金輪をひもの輪に自由に出し入れしたり。 中に何もないことを皆さんに確認後、「木箱」や「布袋」を使って、中からつぎつぎと色鮮やかなレース、スカーフ風の布、いくつもの玉やだるま、最後には大きなから傘まで出てくるというマジックも披露されました。レースは、箱などから出し入れするたびに、有るはずのものが無くなったり、色が変わったり、長く結ばれていたりして、また大きなシーツなどに変化するので、見た目も面白く、「あら、どうして」といいながら、みなさんがマジックの世界に入り込み楽しんでいました。


子どもも大喜び

 子どもたちは、目の前の小道具が無くなれば驚いて様子で、再び出てくれば、「出た、出た」と指を差して喜んでいました。子どもの感情は率直なので、大人も誘われ爆笑の渦となります。ときどき、演じている手が止まったり、マジックの仕掛けが見えたりすると、その度に参加者の笑いを誘い、会場の一体感を大いに盛り上げました。


会場は盛り上がりました

 紙片をちぎってみせたあと、大きなポスターに変えるマジックも披露されました。ちり紙を切って入れたコップから、長い長いストローに変じさせて引き出していき、コップにミルクを入れた後、コップを逆さまにしても、ミルクはこぼれず、ミルクは紙テープとなって長々と引き出されていくなど、楽しい見事な手さばきが続きます。よくミスをして、観客に喜ばれるので、ミスターマジックをもじって「ミスッタマジック」と自己紹介した御澤さん。なかなかどうしてお上手です。マジックがうまくいくと「ジス イズ マジック」と決め台詞を言い、そのたびに喝采で会場は盛り上がりました。


割れそうな風船にびっくり

 石垣さんが行なったビニール風船に矢を射しても破れないマジックでは、子どもたちは思わず耳を抑えるポーズ。破れない長く伸びたビニール風船で動物を作ると、子どもたちは、欲しいと言って手を出します。風船を手にして、打ち振って喜ぶわが子を見て、子ども以上に喜ぶ母親など、和やかな雰囲気に包まれました。


日本の伝統芸能「南京玉すだれ」 

 日本伝統の大道芸「南京たますだれ」。現在では、イベントなどで見られるもので、今回は、男女2人(御澤さん、大原さん)で演じられました。「アさて アさて、アさて さてさてさて、さては南京玉すだれ」と威勢のよい掛け声や唄に合わせて、踊りながら手に持つ長さ30センチほどの竹製のすだれを「橋」「しだれ柳」など種々の形に変えて見せていきます。この心地よいテンポのお囃しに参加者も手拍子で応じ、会場は大いに盛り上がりました。囃しの意味は、日本発祥の大道芸ですが、「当時の大国中国・南京をありがたがり、渡来の珍しい見世物、玉すだれです」と囃したものとのこと。前列に座っていた中国出身の方も身を乗り出し、盛んに手拍子をして楽しんでいる様子でした。


会場からは手拍子も

 国際交流サロンは、日本文化と外国文化を相互に理解しあうことで、市内にお住まいの外国出身者の方々を含めた市民の交流を広げることを目的に開かれています。これまでにも、外国出身者の方や市民の方が互いに講師となって、各国の料理づくりや、日本や外国の文化などを題材にしながら原則毎月1回交流を行っています。次回は、平成24年1月18日に、講師・仲安アイさんを迎え、「基本の抹茶の点て方と飲み方」を開催します。また、流山市国際交流協会では、市内在住の外国の方を対象とした「日本語講座」を、文化会館を会場に毎週水曜日に開催しています。詳しくは、文化会館(電話:04-7158-3462)まで、お問い合わせください。


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