ぐるっと流山 ローズセミナー

ページ番号7185 更新日 平成23年4月26日

生涯学習センターでローズセミナー NHK「趣味の園芸」の河合さんが伝授

ローズセミナー

 ガーデニングが楽しい季節になりました。ガーデニング用品を扱うホームセンター等には苗やプランターを求める愛好者で賑わっています。ガーデニングの女王と呼ばれるバラの季節ももうすぐですが、4月から来年1月まで四季を通してバラの育て方を学ぶローズセミナーが始まりました。平日コースが、4月22日(金曜日)から、週末コースが4月23日(土曜日)からそれぞれ生涯学習センターでスタートしました。初日のカリキュラムは、「春の管理~芽かき、新苗の植え付け、開花期に向けて」。

 グリーンチェーン戦略を展開している「都心から一番近い森の街・流山市」では、市民の皆さんとの協働で組織的なオープンガーデン(5 月20 日から22日まで、ながれやまガーデニングクラブ「花恋人」会員の自慢の庭32か所を公開)などに力を入れています。 そうした中、バラの育種や環境緑化に特化した企業・株式会社グリーンダイナミクスの本社が4月11日、流山市内に進出しました。そこで、同社の看板講師でもある日本を代表する若手育種家の河合伸志さんをお招きしてローズセミナーが企画されたものです。生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社が主催しました。

 セミナーは、NHK「趣味の園芸」でおなじみの人気園芸研究家でもある河合伸志さんから1年を通してバラの植え付けから花後の管理、剪定、施肥、ツルバラの誘引などを宿根草との混植スタイルで実技を中心に学ぶものです。会場となった生涯学習センターには、河合さんが手掛けられたローズガーデンがあり、春や秋には来訪者の目を楽しませてくれていますが、昨年は1年間、このローズガーデンの様子が「園芸ガイド」(主婦の友社)に連載されました。なお、杜のアトリエ黎明では、5月19日(木曜日)から29日(日曜日)まで河合さん作出の和のイメージの品種などが楽しめるローズガーデンが無料公開されますので、こちらも併せてお楽しみください。

 講師の河合さんは、子どもの頃からの花好きで、特に「ブルー・ムーン」と「ブラック・ティー」という2つのバラとの出会いは、18歳の頃より育種を開始した河合さんに大きく影響を及ぼしたそうです。千葉大学大学院園芸学研究科修了後、大手種苗会社の研究員を経てグリーンダイナミクスグループに入社。平成16年年開催の浜名湖花博「百華園」における植物調達・植物展示計画・監理などを担当。平成18年別冊NHK趣味の園芸「バラ大百科」(NHK出版)共同監修・執筆。平成21年別冊NHK趣味の園芸 「クレマチス 育て方から最新品種まで」(NHK出版)共同執筆。世界的な権威のある「ぎふ国際ローズコンテスト」他において多数の受賞を果たしています。


参加者の質問に答える河合さん

 「鉢植えから庭に植えかえるときの穴は、人間で言えば家と同じですから50センチくらいの穴を掘って、堆肥をよく混ぜ土壌改良をします。堆肥は人間で言えば自然食のようなもので・・・」と常に子育てなどを例に話を進めます。「水やりは1日1回ですか?」と会場から質問の手が挙がると、「人間も喉が乾いたら飲むでしょう。同じように・・・」とユーモアたっぷりに解りやすい解説が続きます。人間の食卓や家にたとえて説明される言葉の端々に河合さんのバラに対するあふれる愛情が感じられます。


ローズセミナー

 受講生の皆さんは、熱心にメモをとりながら「でも虫がつくと苦手なんです」、「病気になった場合はどうすれば・・・」と、愛好者ならではの悩みを抱えていらっしゃるようで具体的な質問が次々と飛び出し、予定時間を大きくオーバーしてのセミナーとなりました。会議室ばかりではなく、実際に生涯学習センターのローズガーデンを見ながらの現地講座もあり、受講された皆さんには楽しいひとときとなったようです。ローズセミナーに関するお問い合わせは生涯学習センター(電話:04-7150-7474)へ。


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