ぐるっと流山　コミュニティスポーツフェスティバル2011

美しいウォーキングと軽やかなジョッギングを

　4月29日（祝日）、流山市総合運動公園と市民総合体育館で市教委と流山市コミュニティスポーツリーダー会（車田操会長）の協働によるコミュニティスポーツフェスティバル2011が行われ、312人のウォーキングやジョギング愛好者らがさわやかな汗を流しました。今回のテーマは「美しく、健康に、いつまでも」。NPO法人ニッポンランナーズの小西ご夫妻ら4人の講師をお招きして、美しいウォーキングと軽やかなジョッギングをレクチャー形式で学びました。

　会場の入り口には、東日本大震災で被災された姉妹都市・福島県相馬市へ義援金を送るための募金箱が設置されました。また、市内5地域のコミュニティスポーツリーダー会がそれぞれに工夫を凝らして続けている活動の紹介が大きな模造紙に貼られた写真などで紹介されていました。初めて参加された方々からは「こんな楽しそうな活動で健康になれるなら参加してみたい」という声も聞かれました。同リーダー会は、健康づくりを楽しみながら地域コミュニティを図ろうと昭和53年に行われたリーダー養成講座の修了生を中心に組織され、地域に密着した健康づくり活動などを30年以上も地道に続けています。

　朝午前9時30分から後田教育長の「健康は皆さんのように努力されて得るものです」というあいさつの後、福岡国際マラソンにも出場された小西政弘さんと3,000メートルの学生記録（8分58秒34）保持者の小西雅子さんのご夫妻をはじめ川嶋正行さん、流山コミュニティジョガーズにも所属されている東隆彦さんら4人の指導でウォーキング講習会がスタート。小西さんは、「骨盤」「肩甲骨」「姿勢」を意識することが大切で、この三つのキーワードを忘れないように頭文字をとって「こけし」を意識しましょうと参加者に呼び掛けました。

　「お散歩ではないので、ちゃんと準備運動してからですよ」と講師の指導を受け、じゅうぶんにアップしてから遊歩道などのコースをまぶしい新緑を楽しみながらウォーキングしました。市民総合体育館でのウォーミングアップが終わると、屋外に出て実際にウォーキングを楽しみながら指導してもらいます。早い人、ゆっくりな人、ペースに合わせて3コースに分かれての実習です。歩いたり走ったりするには絶好のコンディションとなったこの日、無理をして体調を崩される方がいらっしゃった場合に備えて看護師さんも医務室に待機しての開催です。会場となった市総合運動公園は、外周を歩くと約1.1キロメートル。

　午前9時30分からのウォーキング講習会が終わると、午前11時10分からジョギング講習会です。ウォーキング講習会では比較的年配の方々が多く見受けられましたが、ジョギング講習会では小学生の姿も多く、ご家族での参加が多く見受けられました。個人でウォーキングやジョギングをされている場合、歩数計の数字だけで満足してしまう場合もあることから、正しい知識や技術を身につけて楽しむ方が、効果的に健康づくりができると企画されたフェスティバルです。

　平和台からウォーキング講習会にご夫妻で参加された伊橋幸生さん（77）と潤一さん（78）にお話を伺いました。幸生さんは、「友達と話しながら歩くのが楽しみで、コミュニティスポーツリーダー会が毎週日曜の朝に行っているウォーキングに参加しています。決まった日時に、定期的に継続できるのがうれしい」と語ってくださいました。また、潤一さんは「毎朝、NHKのテレビ体操を続けています。ウォーキングやジョギングは一人で自由気ままに江戸川堤をコースに楽しんでいます。江戸川堤はいま、菜の花がきれいな季節です」と聞かせてくださいました。

　 今回のフェスティバルを市教委と一緒に企画された流山市コミュニティスポーツリーダー会では、毎週日曜日の早朝、市内5会場でジョギング講習会を開催しています。自分のペースで楽しみながら、ウォーキングやジョギングをしてみませんか。事前申し込みの必要もなく、参加費も無料ですので、お近くの会場で、ぜひお気軽にご参加ください。

会場・時間

• 東深井地区公園
  午前7時から（12月から2月は午前8時から）
• 八木北小学校
  午前7時から
• 市総合運動公園
  午前7時30分から
• 南流山小学校
  午前7時から
• 東小学校
  午前7時30分から

お問い合わせは生涯学習課〈電話：04-7150-6106） へ。