ぐるっと流山 チャリティイベント~歌声サロン

ページ番号7175 更新日 平成23年4月1日

チャリティイベントに一時避難の方を招待 歌で少しでも心を安らげていただければと

チャリティイベントの写真

 4月1日、老人福祉センターに避難している福島県の方々を招いての「震災復興チャリティイベント~歌って元気に!!歌声サロン~」が森の図書館で行われました。これは、市生涯学習課が、生涯学習センター指定管理者のアクティオと、森の図書館指定管理者のNPO栞、生涯学習センターで「歌声サロン」を毎月開催している歌心塾の協力を仰ぎ実現したものです。


募金をする人の写真

  サロンには、南相馬市といわき市から避難してきた6人を含む約100人が参加。入口には、震災復興チャリティの募金箱が設置されました。入場料は無料で、お心だけを募金箱に入れていただく形式をとりましたが、開場から開演までの15分程度の短い時間に、5万9,323円の募金が集まりました。中にはビニール袋一杯の小銭をお持ちいただいた方もいらっしゃいました。集まった募金は、義援金として姉妹都市・相馬市へ送らせていただきます。


参加者の写真

 「ふるさと」でスタートした歌声サロン。1時間半の間に、歌心塾主宰の杉山公章さんを中心に7人のメンバーと20曲以上を歌いました。杉山さんの「歌は上手か下手かは気にしない。楽しく歌うのが一番」という楽しいトークとともに、最初は声が出なかった参加者たちも、手拍子をしながら大きな声で歌います。お子さん向けには、「崖の上のポニョ」や「歩こう~歩こう~私は~元気~」で有名なトトロのテーマ曲「散歩」などでおおいに盛り上がりました。


避難している人とお話する写真

 休憩時間には、一時避難の4人の子どもたちに声をかける方の姿も。森の図書館の近くに住む女性は、「地震や津波で恐ろしかっただろうに。何かしてあげたいと本当に思う。孫が小学生になるので、おもちゃなどを持って来ようと思っています」と、同じくらいであろうお子さんたちを見ながら、涙を浮かべ話してくださいました。


募金をする子どもの写真

 趣味で混声合唱をしており、新聞の告知を見てこのイベントを知ったという河野恵美子さんは船橋市からいらっしゃってくださいました。「息子がこちら(流山市)に住んでいるので、新聞を見てすぐに来ました。田舎が八戸なので、今回の震災は自分のことのよう。私たち一人ひとりができることは微力かもしれないけど、みんなで力を合わせて乗り越えていきたい」と、0歳ともうじき3歳の2人のお孫さんの頭をなでながら話してくださいました。


図書カードをもらう子どもの写真

 また、森の図書館のはからいで避難している方に自由に本を読んでもらいたいと、希望者に森の図書館の図書カードを発行。NPO栞の高橋さんは「皆さんが流山に避難して来たのも何かの縁。ここにいる間は少しでも安らかな気持ちで過ごして欲しい」と言います。4月1日現在、老人福祉センターには18人の方が一時避難していらっしゃいます。3月16日の避難者の皆さんの受け入れ当初からは、多くの方々が生活再建に向け新しい住まいを探し市の施設を出ていかれています。


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