ぐるっと流山 「高校演劇20分シアターin流山」

ページ番号7149 更新日 平成24年2月15日

15の熱い「きずな」の物語

流山高校

 2月12日(金曜日)、地元の高校生たちが20分間のショートストーリーを演じる「高校演劇20分シアターin流山」が、平成22年から始まり、今回で3回目を迎えました。千葉県高校文化連盟演劇専門部会と文化会館の協働により、過去最高の15校が参加して行われました。昨年は「家族」をテーマに上演しましたが、今年は「きずな」がテーマ。教室を舞台に、15校それぞれ違う「きずな」を15分間という短いストーリーを熱演、350人の来場者が高校生の演劇を楽しみました。


柏中央高校

 この20分シアターは、出演者はもちろん、舞台監督、シナリオ作り、音響操作、照明操作もすべて高校生が行いました。作品を作り上げていくうえで、どれも欠かせない役割です。まずは柏中央高校の「いつメンで廃校なう!」は働くことに疲れた父親が家族の「きずな」に気付く話。将来について考えるなかで親と「きずな」を深めあう「新・當世女子高生気質~モームってナウシカじゃないの~(抄))」は松戸国際高校。怖い話「百物語」で友との「きずな」を確かめあう話は県立柏高校です。


市川昴高校

 そのものズバリ「絆ってなんぞや」は友情、愛情、人とのつながり、すべてが「きずな」なんだ、と放課後の教室での友達同士の会話を演じた市川昴高校。「きずな」はみえるか?と教室での討論を演じたちょっと変わった題名「お取り扱いには十分、ご注意ください」は、東海大学付属浦安高校&国府台女子学院高校。唯一の中学生、専修大学松戸中学校の「雨あがり」は真の友達について、小金高校は傷をなおす箱を指して「きずな」とギャグが入った「放課後、教室にて」。流山高校はちょっとドキっとするような「きずな」の脆さを表現した「絆の音が聞こえる」。県立船橋高校は「親友って」「気持ちの良い居場所って」と友との「きずな」を「5人のメロス達」で演じました。


野田中央高校

 野田中央高校は「ひとり」で演じることの葛藤と顧問やたった一人の仲間とのきずなを表現、会場が大爆笑となったり、涙誘う場面があったりと、あったかなストーリー仕立て。流山おおたかの森高校はハチャメチャ元気な「マジカルKIZUNA~絆といったら~」黄色の綱が最後に登場し、「き・ず・な」と落ちのギャグに大笑い。卒業式が舞台の「最後の授業」はクラスメートの「きずな」を船橋芝山高校が上演。福島から転校してきた高校生の現実感のない日常を表現した「幽霊の時間」は成田国際高校。柏の葉高校は「新友」を、専修大学松戸高校は3人のなかのよい友達の友情を描いた「三人」を演じました。


流山おおたかの森高校

 「きずな」を題材にし、教室を舞台にした15の物語は、これで終了しました。最後に出演者全員が舞台にあがり、GReeeeN(グリーン)のキセキを、会場の皆さんと一緒に歌いました。15の物語はどれも心温まる作品で、3年目となった高校演劇20分シアター、ここでであったのも一つのきずなと感じられるひとときとなったようです。次回、来年に向けて、さらにパワーアップした20分シアターが期待できそうです。20分シアターの問い合わせは流山市文化会館(電話:04-7158-3462)へ。


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