ぐるっと流山 「青少年ふれあい運動~地区のつどい」

ページ番号7142 更新日 平成24年2月20日

青少年ふれあい運動~地区のつどい 4会場で子どもたちの健やかな成長を願う

「青少年ふれあい運動~地区のつどい」

 地域で青少年の健全育成を考えようと、「青少年ふれあい運動~地区のつどい」が2月18日(土曜日)、市内4会場で行われました。流山市では、子どもたちの健全な成長や非行防止を目的に、毎年2月を青少年社会環境浄化推進月間と定めています。会場となった南流山小体育館(南流山・南部中学校区)をはじめ東部中体育館(東部・八木中学校区)や小山小アリーナ(常盤松・西初石中学区)、江戸川台小体育館(東深井・北部中学校区)では、PTAの皆さんをはじめ自治会、学校長など多くの関係者が意見交換などを活発に行いました。


4会場で子どもたちの健やかな成長を願う

 4会場のひとつ江戸川台小体育館には、井崎市長も駆け付け「地道な活動ですが、最も大切な活動のひとつです」と、子どもたちを取り巻く社会環境の浄化活動や非行防止活動の重要性を訴えました。会場校の堀内校長も「先週、地域ぐるみで長く続けられているお祭りが行われましたが、子どもたちを単なる"お客"にしないで、高学年はボランティアとして参加させてくださっています」と地域に謝意を伝えました。


子どもたちが地元の店舗をどのように利用しているかといった調査活動の結果

 はじめに、子どもたちが地元の店舗をどのように利用しているかといった調査活動の結果について、北部中の木口教諭と東深井中の木村教諭から報告されました。少年犯罪等に入り口と言われている万引きを防止するために地元のお店ではどのように学校や警察等と連携して対策をとっているのか、最近の動向はどうか等、地域に密着した具体的な報告が行われました。前夜からの雪が残る寒い会場で、参加された皆さんは熱心にメモをとっていました。


「親子の絆~今、子どもたちが身につけるべきこと」

 講演は、4会場でそれぞれ異なりますが、江戸川台小では、川村学園大学の齊藤哲瑯教授を講師に「親子の絆~今、子どもたちが身につけるべきこと」と題したテーマで行われました。齊藤教授は、「聞いたことは忘れ、見たことは覚え、おこなったことは理解できる」という中国の諺を引用し、失敗を恐れないで、子どもたちのやりたいことをやらせてみてはどうかと保護者らに呼び掛けました。また、「家庭教育」と「学校教育」、「社会教育」のバランスのあり方を解説し、家庭での会話や信頼関係の大切さを訴えました。


市内4会場で行われました

 齊藤教授の講演を受け、松戸法務局管内の人権擁護委員から助言者として招かれた秋月孝夫流山部会長は、子どもたちへの虐待や大人社会のハラスメント等の人権問題を例に、「子どもたちに私たち大人が信用されるように努力しなければいけない」と、この日の「青少年ふれあい運動~地区のつどい」を総括しました。会場校のPTAとして参加された平井賢俊会長は、「東日本大震災以来、地域や家庭での"絆"の大切さが叫ばれていますが、その絆を考えるきっかけにしていきたい」と語ってくださいました。


多くの関係者がつどいました

 今回4会場で行われた「青少年ふれあい運動~地区のつどい」は、地域コミュニティの崩壊やメディアが多様化し始めた昭和55年から始まりました。流山市青少年社会環境浄化事業推進委員会(渡邉哲也会長)が、児童相談所や警察、民生児童委員、保護司、人権擁護委員、小中高校、青少年相談員、PTA、青少年補導員、商工会議所、子ども会、市教委などの協力を得て続けているものです。こうした活動に長く関わっている東深井小PTAの田中弘樹会長は、「社会情勢等から仕事を休みにくくなっている中でPTA活動も困難な時代。子育てを終えた世代の協力がありがたい」と感想を聞かせくださいました。お問い合わせは、流山市青少年指導センター(電話:04-7159-5400)へ。


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