ぐるっと流山 北消防署に新型高規格救急車

ページ番号6661 更新日 平成24年1月20日

今月から運用スタート

新型高規格救急車

 1月16日(月曜日)から北消防署の新型高規格救急車が運用開始になりました。市内の救急出動件数は増加の一途をたどっていて、今後も更に高まる救急需要に応えるべく、最新の高機能資器材を搭載した救急車を配置しました。隊員一丸となって市民の皆さんの安心と安全を守っていくため、医療機関との緊密な連携を取り、知識と技術の向上に努めます。


新しく積載した資器材

 新しく積載した資器材の心電図モニターは医療機関で使用しているものと同様に、12誘導の心電図の測定が行えます。従来の機種では、発見できなかった心筋梗塞などの心疾患の早期認識も可能になり、専門治療の行える医療機関へ他の医療機関を経由することなく搬送することで、早期の治療開始につながります。動脈血酸素飽和度測定器は、血液中の酸素濃度だけでなく、一酸化炭素濃度測定もでき、火災などの傷病者の重症度を調べる際に、効果を発揮します。


救急車の車内のようす

 呼気二酸化炭素測定器は、心肺停止時に気管挿管等を実施した際、チューブに接続して体内から吐き出される二酸化炭素濃度を測定します。二酸化炭素濃度は気管内チューブが正しい位置に入っているか、あるいは、心肺蘇生、特に胸骨圧迫がしっかりとした強さやリズムで行われているかを評価でき、より確実な救命処置の実施に効果を発揮します。新型車両の患者室は、従来の救急車よりも広いスペースとなっていて、隊員が車内で活動しやすくなり、車内で隊員の実施する心肺蘇生、静脈路確保といった救急救命処置がスムーズに行えます。


新型高規格救急車と

 昨年の市内救急出動件数は5,987件で過去最高件数となりました。救急出動の約半数が受診後、徒歩で帰宅できる軽症症例です。先日、市内の駅で利用客が心肺停止になり、目撃した一般市民の方が、AED(自動体外式除細動器)を使用した応急手当をしてくださいましたが、最寄りや近隣の救急車が出動中であったため、救急車の到着時間が通報から15分以上経過してしまったケースがありました。救急車は公共性の高いサービスです。具合がひどくなる前に早めに医療機関を受診するなどして、適正な救急車の利用をお願いします。市民の皆さまのご協力をお願いします。


新型高規格救急車

 ただし、危険な症状の前触れがあったら、ためらわずに救急車を呼びましょう。総務省消防庁のサイトには、こんな症状が出たら救急車を呼ぶ例についてのご案内がありますので参考にしてください。消防署ではAEDの使用方法などについて救急講習を開催しています。また、市内の事業者や店舗などにAEDを設置して非常時に貸し出しを行う「AED協力事業所制度」を実施しています。詳細につきましては、消防防災課のホームページをご覧ください。

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