ぐるっと流山 めだかの会が河川清掃

ページ番号10639 更新日 平成24年5月1日

ボランティアで河川清掃10年目 約60人が今上落としのごみを回収

午前9時に集合

 4月29日祝日、江戸川に沿って南北に流れる今上落とし、通称「こがわ」を昔のように魚やしじみが捕れる綺麗な川によみがえらせようと、地元のボランティアグループ「めだかの会」(森淑浩代表)が河川の清掃活動を行いました。この日は、地元加岸自治会や根郷町会、消防団第3分団、江戸川カヌー同好会、トーカツ建興、(株)三枝なども協力し約60人の方々が、清掃活動に汗を流しました。


ボートにごみを拾いながら

 参加した皆さんは、ほとんどが地域の方々で40歳代から50歳代の方々が中心です。皆さん子どもの頃に、この川で魚やしじみを捕ったり学校にプールがない時代は泳いだりもした経験がある方ばかり。森代表が、毎日見る「こがわ」がゴミで汚れているのを見かねて、昔のように子どもたちが川に入って遊べるようにしたいと、めだかの会をつくって河川清掃を始めたのが10年前で、初年度は春と秋の2回行い以後は毎年4月29日に実施して今回で11回目となりました。


胴長靴を履いて

 朝9時集まった皆さんは、川の中でゴミを回収する班と、周りの土手や遊歩道をゴミ拾いする班に分かれ清掃活動を開始。川の中に入った皆さんは胴長靴を履いて、めだかの会所有のものと地元漁師たちの妻沼会からお借りした計2艘のボートを川に浮かべ、上流からゴミを拾い集めました。今回で2回目の参加という加台自治会長の秋谷義和さん(70)は、「小学生のころはこの川でよく泳いだものです。しじみや小魚もたくさんいてドビンで良く魚捕りをしました。こうした自然の残る川は地域の財産です。自然を守る意味でもこの活動は素晴らしいこと。自治会としても、今後も参加・協力していくつもりです」と語ってくださいました。


ボートをクレーンで積み上げ

 ゴミがいっぱい乗せられたボートは、途中の橋の上で、クレーン車で吊り上げられます。今回集められたゴミは約1トン。森代表によると、第1回目には冷蔵庫やテレビ、自転車、タイヤなどの粗大ゴミも多く捨てられていて約3トンものゴミが回収されたそうです。この川は、ゴミが減ったばかりでなく、水質も良くなっているそうです。市環境政策課の測定では、水の汚れ具合を表す指標の一つBOD(生物化学的酸素要求量)の値は、高いほど水質が悪いことになるのですが、清掃を始める前の平成14年には7ミリグラム/Lだったのが、今年には3.1ミリグラム/Lまで数値が下がっています


 水質が良くなってきた証に、上流ではメダカも少しずつ見られるようになったという話も聞かれます。また、この日は清掃活動中に大きなカラス貝も見つかり、参加した子どもたちも興味深そうに観察していました。森代表は、「川をきれいにしようと10年続けてきたが、10年前よりもずいぶんきれいになった。清掃活動は続けていくが、今後はきれいになった川に人が集まるようにしたい。今は菜の花がきれいですが、会員や地元の方の意見を聞いて、セリや菖蒲、水仙、ハーブなどを土手に植えて憩いの場にできればいいですね」と語ってくださいました。この川は、普段は水量が少ないため護岸整備がされておらず、自然の土手が魅力でもあります。

 水質が良くなってきた証に、上流ではメダカも少しずつ見られるようになったという話も聞かれます。また、この日は清掃活動中に大きなカラス貝も見つかり、参加した子どもたちも興味深そうに観察していました。森代表は、「川をきれいにしようと10年続けてきたが、10年前よりもずいぶんきれいになった。清掃活動は続けていくが、今後はきれいになった川に人が集まるようにしたい。今は菜の花がきれいですが、会員や地元の方の意見を聞いて、セリや菖蒲、水仙、ハーブなどを土手に植えて憩いの場にできればいいですね」と語ってくださいました。この川は、普段は水量が少ないため護岸整備がされておらず、自然の土手が魅力でもあります。


ゴミ拾いをお手伝い

 今年は、チラシや広報を見て自主的に参加された方も10人ほどいらっしゃったようです。横浜市から流山の実家に遊びに来ていらした山岸友香さんは、前日散歩しているときにこの日の清掃活動を知り、小学生の真大君と幼稚園児の美藍ちゃんの二人のお子さんを連れて参加。三人でビニール袋にたくさんのごみを拾い集めてくださいました。友香さんは、「子どものころは、この川に良く遊びに来ましたが危ないと怒られもしました。きれいな川になって、子どもたちが実家に遊びに来る一つの楽しみになったらいいですね」と笑顔で語ってくださいました。


集められたごみ

 なお、同会の長年の活動が認められ、5月25日に公益社団法人・日本河川協会より河川功労賞の表彰を受けることが決定しています。また今回、京和ガスと京葉ガスが環境保全のボランティア団体に補助金を出すエコアクションサポートの一環として、約11万円の補助金が受けられたことから、胴長靴10着と長手袋30個を新調されたそうです。この日の様子は、JCNコアラ葛飾でも取材され、1日(火)のデイリーニュースで紹介される予定です。なお放送後は、ホームページのBBコアラのコーナーでもご覧いただけます。


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