ぐるっと流山 卯月の茶会

ページ番号10490 更新日 平成24年4月16日

卯月の茶会 茶道親和会と一茶双樹記念館の協働で

卯月の茶会

 4月15日日曜日、一茶双樹記念館で「卯月の茶会」が開催され、約180人が若葉萌えるさわやかな気候の中、優雅なひとときを楽しみました。流山茶道親和会と一茶双樹記念館指定管理者株式会社グリーンダイナミクスとの協働で企画されたものです。一茶の句碑に桜の花びらが舞う風情あふれる記念館は着物姿で来訪される皆さんで一日賑わいました。
 


約180人が参加しました

 流山市茶道親和会(流山市文化協会茶道部)は、昭和47年に創立され、ことし40周年の節目を迎えました。表千家・裏千家・大日本茶道学会・江戸千家・宗偏流・表千家不白流の6流派・15人の教授者と傘下の社中約250人によって構成されています。今回のような季節茶会の他に文化祭茶会等を開催し、一茶双樹記念館では毎月1回(第2日曜)呈茶席を設けています。


JR東日本の「駅からハイキング」

 この日は、4月6日金曜日から15日日曜日まで行われているJR東日本の「駅からハイキング」の最終日。ハイキングコースのタイトルも「江戸川の菜の花と新選組や小林一茶ゆかりの地、流山散策」というもので、万華鏡ギャラリー寺田園茶舗見世蔵をはじめ新選組局長・近藤勇最後の陣屋跡、そして江戸時代の俳人・小林一茶第二の故郷を歴史散策しようというもの。


地粉そばやそばかりんとう、クッキーなど

 コースのひとつになっている一茶双樹記念館にも朝から多くの方々が訪れ流山史跡ガイドの皆さんに質問されている姿などが見受けられました。また、一茶双樹記念館では、こうした来訪者へのお土産用に、一茶の俳句等を印刷したオリジナルの一筆箋をはじめ一茶の故郷・信濃町ゆかりの地粉そばやそばかりんとう、クッキーなどが販売されました。
 


お茶席

 一茶双樹記念を入って右側の双樹亭では表千家(谷田貝宗雅)が、また、左側の一茶庵では、裏千家(有賀宗匡) がそれぞれお茶席を設けました。わが国の伝統文化を若い世代にも体験していただき、次世代への継承を確実なものとし発展させようと開催しているものです。一茶双記念館の主庭の木々で囀る小鳥の声が聞こえる静かな会場で、落ち着いた時間が流れて行きます。


市指定史跡「小林一茶寄寓の地」

 お茶会などで人気の一茶双樹記念館は、市指定史跡「小林一茶寄寓の地」の保全と文化振興を目的に設置された生涯学習施設です。俳人・小林一茶とみりん醸造創設者の一人と言われる五代目秋元三左衛門(俳号双樹)は交友があり、一茶はこの地を数十回訪れています。安政年間の建物を解体修理し、茶会・句会等に利用できる双樹亭や往時を偲ばせる主庭を中心に、商家を再現し、みりん関係資料などを展示する秋元本家、茶会・句会等に利用できる一茶庵から構成されています。


一茶双樹記念館園庭

 会場となった一茶双樹記念館では、卯月の茶会の他にもさまざまなイベントを開催しています。4月20日金曜日13時からの「 春のイースター・ゴスペルコンサート」(500円:参加費の一部を東日本大震災の復興支援に寄付させていただきます)をはじめ4月24日火曜日から29日日曜日までは「日本サクラ草展示会」を、また、5月12日土曜日13時30分からは邦楽コンサート(参加費500円)を、流山市文化協会邦楽三曲部会員(金子さやか、吉岡景子、吉岡龍之介)による琴、尺八、三味線等の演奏で「初鶯」、「一二三鉢返調」、「みだれ」、などを予定しています。お問い合わせは一茶双樹記念館04-7150-5750


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