ぐるっと流山　流山本町界隈に新名所

歴史的な建物を活用して流山本町にレストランとベーカリー

4月5日、流山1丁目の旧道沿いに歴史的建造物を利用したイタリアンレストラン「丁字屋　栄」とベーカリーカフェ「蔵日和」がオープンしました。歴史的な建物を活用し、流山本町と利根運河周辺の活性化を図ることを目的とした流山本町・利根運河ツーリズム推進事業補助金の対象事業で、流山本町の新名所となることが期待されます。当日は、井崎市長や両店を経営する(株)アガーノの代表・広田栄治さん、地元自治会長の秋元浩司さんがテープカットを行いました。

イタリアンレストランの建物は、大正12年建築の足袋の販売店を改装したもの。「丁字屋」の名称は、その足袋屋の屋号をそのまま使っています。自家製生パスタや窯焼きピッツァ、色とりどりの創作スイーツを提供。ワインも豊富に取り揃え、夜はしっとりとした雰囲気の和の空間でゆっくりと食事が楽しめます。店内に入ると、右側にオープンキッチンがあり、ピッツァを焼く大きな焼き窯が目を引きます。内外装は、昔の建物の風情をなるべく残しており、歴史的な建造物としての情緒も感じられます。

同日オープンのベーカリーカフェは、テレビ番組「アド街ック天国」でも紹介された、パンの街つくばの人気店「和のベーカリーカフェ蔵日和」の3号店です。天然酵母にこだわり旨みを引き出して焼いたパンには、繊細な甘みや豊かな風味があり、ふんわり焼き上がっているのが特徴。調理パンは、素材の味を生かすためシンプルに調理することで、ヘルシーに仕上がり、特に女性客に支持されています。オープン当日は、昼過ぎに全ての商品が売り切れになるほど賑わいました。

蔵日和の初めてのお客さんとなったのは、東初石にお住まいの40代の女性です。息子さんと一緒に来店されました。お昼に食べようとパンを買いに来られたそうです。「種類が豊富でおいしそうなので、また買いに来たいですね。次に来るときは、隣の丁字屋で食事もしてみたい」とおっしゃっていました。

蔵日和の店員さんに伺うと、「今日販売しているのは30種類のパン。天然酵母を使ったパンなので、おすすめは全部です」と笑顔で答えてくれました。今後は、新しいパンや季節限定のパンも販売する予定とのこと。お店ではパンのほかに、10種類以上の焼き菓子も並んでいます。こちらもどんどん種類を増やしていくようです。また、店内には4人掛けのテーブルが3つ設置された、パンや飲み物を楽しむカフェコーナーもあります。

(株)アガーノは、茨城県つくば市にイタリアンレストラン「藤右エ門　栄」と、つくば市と土浦市にベーカリーカフェ「蔵日和」を経営しており、今回はイタリアンレストランの2号店とベーカリーカフェの3号店をオープンさせたことになります。代表の広田さんは、「建物の雰囲気がとても気に入って出店を決めました。流山本町地区の活性化につながるよう頑張りたい。イタリアンのメニューは、ニーズに合わせてどんどん作り変えていくつもり。地元野菜なども積極的に取り入れながら地域に親しまれるお店にしたい」と語ってくださいました。

　遊食伊太利庵　丁字屋　栄
　自家製生パスタ1,250円～、窯焼きピッツァ1,180円～、創作スイーツ380円～、グラスワイン550円～　ほか
営業時間：11時～22時
定休日：月曜日
住所：流山1丁目5
電話：04－7192－7953
　ベーカリーカフェ　蔵日和
　食パン270円～、天然酵母パン190円～、フランスパン290円～、各種ドリンク450円～　ほか
営業時間：9時～18時
定休日：月曜日
住所：流山1丁目4
電話：04－7192－7954

関連リンク

• 藤右衛門(新しいウィンドウで開きます)
• サンクセンスカフェ蔵日和(新しいウィンドウで開きます)