ぐるっと流山 国際交流サロン「健康体操と護身術」

ページ番号12690 更新日 平成24年7月9日

国際交流サロン「健康体操と護身術」

国際交流サロン「健康体操と護身術」

7月4日(水曜日)、中央公民館で、流山市国際交流協会(NIFA)と公民館共催の国際交流サロン「健康体操と護身術」が行われました。同協会の日本語講座に通うお子さん連れで参加されたネパールの出身者を含む交流協会の会員や、広報を見てきた方たちなど合わせて23人の参加者が「健康体操と護身術」を楽しく体験しました。今回の「健康体操と護身術」は、夜間外出が増えるこの季節、運動不足解消に、どこでも一人で手軽にできる健康体操と痴漢対策などの護身に役立てようと企画されました。講師は少林寺拳法を40年来鍛錬してきており、市内で流山支部の代表として、教室でも指導者として教えている石井宏明さんです。主宰されている教室から5人の方が助手としてお手伝いに来られました。


講師の方々

日本語講座の先生もされており、普段とは違う道衣姿で登場した石井先生は、「少林寺拳法が教える三つの徳、"護身練胆、精神修養、健康増進"を日々修養して、自分の身体と心を養いながら、人生を幸せに楽しく生きていきたい。皆さんも今日一日楽しんでください」と挨拶があり、会は始まりました。最初に、講師による「演武の見本」です。突き、蹴りなど守りながら反撃するものや手をとられたときなどに行なう受け技などを一人で、また、二人で攻守交代しながらの演武の見本を披露してくれました。激しく、音を上げながらの動作でありますが、流れるような演技にみなさん拍手喝采です。


護身術

つぎは、少林寺拳法を使った護身術を指導を受けながら体験しました。床にはシートが敷かれ、講師に「皆さん素足で」と促され、その上に集まりました。「無理をしないで、自分のペースでおこなってください」と注意をうけながら、準備運動として、上半身からはじめ、手、足と順次身体全体を無理なく、丁寧に動かしストレッチしていきます。 痴漢防止や追いはぎなどに遭わないためには「危険な場所・時間には行かないこと」が大切で、第一に考えることとの前置きがあり、万が一の場合の護身術の方法が披露されました。後ろから抱きつかれたら、「相手の足の甲を強く踏む。痛がっている隙に逃げる。あるいは、相手の手の甲をこぶしで強く押して、ひるんだ隙に逃げる。」
 


護身術

前から手をとらえられたら、「相手の目に向けて、反対の手の甲、指を打ちつけ(目打ちし)て、取られた手を離させて逃げる。」、あるいは「相手に向かい、足を前にまっすぐ蹴り上げる。」など初心者でも役に立つ護身の方法が、講師と助手の間で手本として示されました。その後、参加者の間でお互いに向き合い、攻守交替しながら練習をしました。手本のようには上手にはいきませんが、ゲーム感覚でわいわいがやがやと笑い声を上げながらもコツをつかもうと熱心に取り組んでいました。


健康体操

健康体操では、はじめに座禅を学びます。足、手の組み方、背筋を伸ばす姿勢、ゆったりとした鼻呼吸で行なう座禅を指導を受けながら行ないます。今までの「動」に疲れた人には、いっときの快い「静の時間」となったようです。足のケアは、床に座って、左のももに右足を乗せ、その足指の間に左手の指を挟みいれて、足指を広げていきます。次に、両手を使って、足指を、前後左右に振ったり、引っ張ったり。甲、土踏まずとマッサージをしていき、左足も同じように続きます。これは、スポーツクラブなどでも人気のある「ヨガを取り入れたフットケア」と同じです。足は第二の心臓とも言われて、健康にとって大切なところ。手軽にできるのでおおいに取り入れたいものです。続いてストレッチも行なわれ、終わるころには、皆さん、満足そうな表情でした。健康体操は、一人でも手軽にできるものです。日常的に継続して行うことの大切さを体験した一日でした。


参加された皆さん

参加されたネパール出身のサザニさんは「3歳になる娘も面白そうに真似をして楽しんでいたようだし、私も楽しかった。足は大変気持ちがよくなった。」と話してくれました。国際交流サロンは、日本文化と外国文化を相互に理解しあうことで、市内にお住まいの外国出身者の方々を含めた市民の交流を広げることを目的に開かれています。これまでにも、外国出身者の方や市民の方が互いに講師となって、各国の料理づくりや、日本や外国の文化などを題材にしながら原則毎月1回交流を行っています(8・9月はお休み)。また、流山市国際交流協会では、市内在住の外国の方を対象とした「日本語講座」を、文化会館(04-7158-3462)を会場に毎週水曜日に開催しています。詳細はお問い合わせください。


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