ぐるっと流山 能登の子どもたちと交流

ページ番号11378 更新日 平成24年7月24日

能登の子どもたちと交流子どもの夢をのせた凧が大空に舞う

後田教育長と能登町の子どもたち

 ことし1月、姉妹都市になった石川県能登町から小学生が夏休みを利用して流山を訪問しました。昨年の夏休みに続いて2回目の訪問団です。9時20分に流山市生涯学習センターに到着した子どもたちは、後田教育長から歓迎の挨拶を受け、手づくりの名刺交換などを行って、いよいよ流山の子どもたちと交流。生涯学習センターが、夏休みのワークショップとして公募した流山の小学生と一緒に、「未来龍大空凧をみんなでつくろう」というプログラムに挑戦しました。


「未来へ」と描かれた車

 講師は、未来芸術家・遠藤一郎さん。遠藤さんは、車体に大きく「未来へ」と描かれた、各地で出会った人々がそのまわりに夢を書いていく『未来へ号』で車上生活をしながら全国各地を走り、「GOFORFUTURE」のメッセージを発信し続けています。2009年より凧あげプロジェクト『未来龍大空凧』を開始。これまでも鹿児島や岩手、別府など全国各地で開催し、2010年には上海万博公園彫刻プロジェクト除幕・交流イベントとして『凧あげプロジェクト「未来龍大空凧」』を上海師範大学で行いました。


黄色いビニールに夢を書く子どもたち

 この日は、生涯学習センターの体育館で、黄色いビニールに、それぞれの夢を書きました。「保育士になりたい」「お金持ちになるぞ」などそれぞれの夢を書いたビニールを竹ひごでしっかりと固定し、中央付近の穴に長い糸を通して全員で並べば巨大な連凧「未来龍大空凧」のできあがりです。能登からは35人の子どもたちが、流山からは15人の子どもたちが参加し、合計50枚の夢をのせた凧がつながりました。
 


黄色い凧を大空へ

 芝生広場に出た子どもたちは、できあがったばかりの凧を手に一列に並んで、遠藤さんの「せえーの」という掛け声で手を離します。この日の屋外は、微風という程度の風でしたが、「未来龍大空凧」は見事に風に乗ってあがっていきました。子どもたちの夢をのせた凧はぐんぐん空高く舞っていきます。子どもたちは、凧糸を交代で持ちながら、「あーっ落ちる!引け引け」と声をあげて大喜び。


たくさん連なる黄色い凧

 午前中、凧づくりと凧あげで流山の子どもたちと交流した能登の子どもたちは、生涯学習センターを後にして、午後は流山工業団地へ移動。ファンケルの工場見学を楽しみ、「お母さんにお土産です」と化粧水等のセットをプレゼントされました。ファンケルの工場見学は昨年も行われ好評だったことから今年もお願いしたものです。


大空へたなびく凧

 能登の子どもたちは、夕方には、浦安に到着し、夜のTDLでショーや花火を楽しみ、翌日は都内見学をして帰路につく予定です。能登町との縁の始まりは、昭和初期の頃。旧内浦町(平成17年、能都町・柳田村と合併し能登町に)の皆さんが、戦後の流山を支えた企業「東邦酒類(株)」(昭和40年に三楽オーシャン(株)と合併し解散)で活躍されるなど、人的交流がその底流となっています。


子どもたち

 友好都市として交流を始めた旧内浦町は、昭和62年の第10回流山市民まつりから物産展に参加していただき、流山からは小学生が能登体験ツアーに訪問しています。また、合併後の平成17年7月に災害時の応援協定を結び、昨年の震災直後には、約10トンの「能登海洋深層水」を寄贈していただくなど、様々な面で交流を深めてきました。今回のような子どもたちの交流が末長く続くよう生涯学習センターではこれからも夏休みのワークショップを企画していきます。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ