ぐるっと流山 サダコと折り鶴ポスター展

ページ番号11267 更新日 平成24年7月24日

森の図書館でサダコと折り鶴ポスター展市民から寄せられた平和を願う千羽鶴も展示

森の図書館でサダコと折り鶴ポスター展

 8月15日の終戦記念日を前に、平和について改めて考える「サダコと折り鶴ポスター展」が森の図書館で開催中です。期間は7月29日日曜日まで。流山市の平和施策事業の一環として、広島平和記念資料館から貴重なポスターをお借りして実施しているものです。近年、戦争の悲惨な記憶が風化されつつありますが、今でも世界では戦争や紛争などが起きています。昭和62年1月に人類共通の願いである恒久平和の達成に向けて「平和都市宣言」を行って以来今年で25年、さまざまな平和施策事業を展開し平和意識の高揚に努めてきました。


サダコのポスター展

 今回のポスター展では、広島に投下された原子爆弾により被爆し、白血病におかされ12年の短い生涯を閉じた佐々木禎子さんの闘病生活や、亡くなられた後に周りに人たちの活動により原爆の子の像が完成するまでの経緯などが分かりやすく説明されています。サダコさんの思いは戦後、平和の象徴として世界的に広がりました。このポスター展は、森の図書館の後、東部公民館でも8月2日より開催されます。


平和を願う千羽鶴

 同じく平和施策事業として、市では9年前より市民の皆さんから平和を願う折り鶴を募集し広島に贈っていますが、この「広島へ折り鶴」というのも禎子さんが闘病中に「生きたい」という思いを込めて鶴を折っていたことによるものです。今年も、たくさんの折り鶴が寄せられ、現在ボランティアの皆さんにより糸を通して千羽鶴にまとめる作業が進められています。森の図書館には、ポスター展とともに皆さんから寄せられた折り鶴から作った千羽鶴も展示しています。


ポスター展と千羽鶴

 森の図書館をよく利用する市岡キヨ子さんは、昨年もサダコのポスター展示を見たそうで、「サダコさんは姉と同い年で、私とも6歳しか離れておらず、自分と重ね合わせて何度でも見てしまいます。今はものが豊かな時代ですが、命だけは買えません。尊い命があってこそ、初めて喜怒哀楽を感じられます。お年寄りなどから話を聞くことも大事だし、こうして目で触れて感じることも大切だと思います」と語ってくださいました。


サダコの半生を綴ったポスター展

 今年の平和ポスター展は次のとおりです。
「広島・長崎原爆写真ポスター展」と「原爆展」
 期間/場所=8月1日水曜日~15日水曜日/市役所1階ロビー
「サダコと折り鶴ポスター展」
 期間/場所=1.7月29日日曜日まで/森の図書館、2.8月2日木曜日~15日水曜日/東部公民館
問い合わせ=企画政策課 04-7150-6064


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ