ぐるっと流山　アレチウリ駆除イベント

アレチウリ駆除イベント猛暑の中50人の方が参加しました

　7月19日、市立柏高校前の一里塚第2緑地にてアレチウリ駆除のイベントが開催されました。このイベントは外来植物の駆除を目的としたものであり、当日は猛暑の中、東京理科大学の学生、さまざまな団体の方も含め約50人が参加され、駆除に一生懸命取り組みました。このイベントの主催は、利根運河協議会（事務局　国土交通省江戸川河川事務所）です。
 

　利根運河は、さまざまな生き物の生息・生育場所になっています。しかし、近年ではアレチウリ（ウリ科の一年生草本つる植物）という外来植物が増えており、利根運河に蔓延すると、利根運河の豊かな自然をおびやかす恐れがあるため、利根運河協議会がこのようなイベントを開催しています。参加したのは、NPOさとやま、かしわ環境ステーション、利根運河の生態系を守る会、東葛自然と文化研究所、東京理科大学、千葉県、野田市、柏市、流山市です。
 

　アレチウリは、つるを伸ばして植生の上を覆うように繁茂するため、他の植物に届く光を遮ってその生育を抑圧し、在来植物の成長に大きな影響を及ぼします。つるは長く伸び、10mを超えることもあり、葉は手のひら状で、大きいものでは長さ・幅が10～20cmほどにもなります。利根運河に架かっている橋の上から、河川敷を見るとアレチウリが茂っているのがよくわかりました。アレチウリ（特定外来生物）は、生態系等に悪影響があるとして、外来生物法で飼育や栽培、運搬などが禁止されている外来種です。
 

　現場には、2mあまりの背丈の草が生えており、それを掻き分けて茂っているアレチウリを取り除きました。東京理科大学の学生を中心に盛り上がり、楽しくイベントを行うことができました。大量のアレチウリが駆除され、河川敷もかなりきれいになりました。事務局からは、「まだ完全にアレチウリがなくなったわけではないので、来年も駆除を行い利根運河をきれいにしていきたい。」とのことでした。このイベントについてのお問い合わせは、環境政策課（04-7150-6083）まで。