ぐるっと流山 朗読劇「新美南吉」ワークショップ公演

ページ番号9855 更新日 平成24年8月2日

朗読劇「新美南吉」ワークショップ公演

7月29日日曜日、流山市生涯学習センターで人気プログラム「朗読劇ワークショップ」の参加者による公演が行われ、多くの新美南吉ファンが「ごんぎつね」などを楽しみました。これまでも「星野富弘花の詩画集朗読会」から始まり、利根運河通水120周年を記念した「朗読劇利根運河物語」、「朗読劇金子みすゞの世界」、そして昨年の「朗読劇宮沢賢治の世界」と数多くのワークショップと、その発表の舞台を続けてきた流山市生涯学習センターの朗読劇ワークショップです。


新美南吉の童話作品

5回目となる今回のワークショップは、朗読劇をやったことのない初心者でも気軽に参加できるよう学校の教科書にも掲載され親しみの深い「ごんぎつね」や「手袋を買いに」の新美南吉の童話作品を選びました。来年2013年は、新美南吉の生誕100年にあたることから、新美の郷土・愛知県半田市でも「新美南吉生誕100年」イベントが予定されています。今回の朗読劇ワークショップは、このイベントにも関連事業として応募します。


多くの方が詰めかけました

新美南吉の作品は、物語性があると同時に、わかりやすく、詩的で、人々を優しい気持ちにさせてくれる不思議な魅力を持っています。また、思いやりや、哀しみをたたえたその作品は、人間の本質を見つめる美しさも感じさせ、童話を超えた深い味わいがあります。東日本大震災をはじめ津波や原発事故を体験した私たちに、「生命とは」、「生きるとは」を問い掛け、そして、生きるものすべてを思いやる優しい心を与えてくれる文学作品をもう一度、一緒に読もうと企画されたものです。
 


講師は梅田宏さん

講師の梅田宏さんは、劇団彩を主宰し「月刊とも」の編集などでも地域で知られる方。俳優として、テレビドラマ、映画、舞台などで活躍。主な出演作品に、NHK『さくら』『その時歴史が動いた』『十時半睡事件帖』、関西テレビ『ウルチョラ・セブン~瀕死体験~』、フジテレビ『ウエディングプランナー』『月の雫を抱く女』、TBS『パパ・レンタル中』『サラリーマン金太郎3』、映画『ハッピーフライト』『ぐるりのこと』『大阪ハムレット』『ポストマンブルース』、舞台『忘れられた人々』『青年たちの運河』『哀愁のムーランルージュ』、CF『はごろもフーズ「シーチキン」』などがあります。


出演は市民の皆さん

今回の朗読劇に出演された方々は、4月2日月曜日から17回のワークショップで練習を積み重ねてきた市民の皆さんです。演出・構成は、ワークショップを指導された梅田宏さん。出演は、4か月にわたって稽古を続けてきた雨野映子さん、伊藤恵子さん、いっちゃん、梅澤泰子さん、小笠原美沙子さん、小川順子さん、小泉澄眞子さん、神田芳江さん、五藤まりさん、櫻田規子さん、佐藤容子さん、関谷多佳子さん、中橋恵子さん、平石英利さん、福嶋富士子さん、古屋恵子さん、牧野ひと美さん、松本益江さんの皆さんです。


出演の皆さん

今回の演目は、「正坊とクロ」、「ごんぎつね」、「うた時計」、「花のき村と盗人たち」の4作品。村々をめぐるサーカス団の人気者・熊のクロがお腹をこわして…。だれもが一度は読んだことがある親しみやすい作品ばかりです。主催は、流山市生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社。同センターでは、「ワークショップをしてみて、目から入った文字を、声に出して読み上げるという作業は簡単なようで、実は奥が深いと感じています。こうした公演をこれからも続けていきたい」と語っています。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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