ぐるっと流山 ぐるぐる感覚 ビニール迷路

ページ番号9323 更新日 平成24年8月22日

ぐるぐる感覚ビニール迷路  水内貴英さんのワークショップ

ぐるぐる感覚ビニール迷路

 8月21日火曜日と22日水曜日の2日間、流山市生涯学習センターのギャラリーが迷路になっています。これは、夏休み中に続けられている「ワクワクドキドキアートパーク」の一環で、同センターのギャラリーを公園にして遊ぼうというものです。今回のテーマは、「ぐるぐる感覚 ビニール迷路」というもの。初日となった21日火曜日には、アーティストの水内貴英さんが子どもたちと一緒にワークショップを行いました。


ビニール迷路

 ワークショップに参加した子どもたちは、広いギャラリーいっぱいに張り巡らされたビニールの迷路で腰を低くし、四つん這いになって歩き、少し背の高い部屋にたどり着くと、そこで内側から絵を描いたり、飾りを貼ったりしながら迷路を共同制作していきます。参加した小学生たちは、「這って歩くのでなかなか速く勧めない」と言いながらもどんどん先へ先へと前進していきます。


ビニール迷路

 この迷路を支えているのは、1台の家庭用扇風機。風力は「中」ですが、ビニールのトンネルの端から扇風機が送る風によって、通路や部屋は風船のように膨らんで子どもたちを迎えてくれます。ところどころに置かれたCDプレーヤーからカエルの鳴き声などが流され、何やらジャングルを探検し、自分たちだけの基地をつくっているような雰囲気になってきます。


子どもたちと一緒にワークショップ

 指導された美術家の水内貴英さんは、プロジェクトワークやワークショップなどを中心に作品を発表しています。特に、アートで実社会にどのように切り込んでいくか、場所、人、空間、歴史などを読み解きながら展開されるプロジェクトワークは、パフォーマンス、インタビューから壁画、陶器、写真、音を使ったものまで各プロジェクトによって様々で、また、長期にわたって継続的に行われるものも少なくありません。流山でのワークショップも、一昨年の「ムクムクスケッチ」、昨年の「ムクムクビッグマンを作ろう!」に続いて3年目です。
 


ビニール中で遊ぶ子どもたち

 水内さんは、1979年岡山市に生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵学科中退し、2001年に渋谷アートキューブ「回想の床」から本格的に作家としての活動を始め、新潟の中里村雪原ワークショップなどから子どもたちを対象にしたワークショップを続けています。岡山の津山芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレなどにも参加。今回も前日に新潟の越後妻有から流山にいらしたばかりで、遅くまでギャラリーで創作を進めて当日、子どもたちを迎えました。
 


テレビ取材

 初日には、地元ケーブルテレビJCNコアラ葛飾の記者さんが取材に訪れ、子どもたちと一緒に大きなカメラを持ったまま、細い通路を窮屈そうに這って進み内側から子どもたちの表情を撮影してくださいました。この様子は、当日の「デイリーニュース」で放送されました。放送後はインターネットのBBコアラでご覧いただけます。
 


巨大ボードゲーム

  夏休み中、パルコ・キノシタさんの「巨大ボードゲームまつり~しあわせは流山を越えて」や遠藤一郎さんの「未来龍大空凧をみんなでつくろう!」、蟹江杏さんの「君のひと筆で世界が動き出す~お絵描きサーカス団体験」、澤田隆治さんの「近代マジック歴史100年展」などを行い、ギャラリーやホール、体育館をアート感覚があふれる公園のように使い、子どもたちの笑顔があふれている流山市生涯学習センター。次回のワークショップ等は、8月26日日曜日から30日木曜日まで傍嶋賢さんの「壁画パーク~街ナカアートで流山がキャンパスに!?」がギャラリーや流山おおたかの森駅周辺で行われます。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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