ぐるっと流山 障害者虐待防止研修会

ページ番号15907 更新日 平成25年4月3日

健康保健福祉部長からの趣旨説明

  3月27日(水曜日)、流山市ケアセンター研修室で、障害者虐待防止研修会が開催されました。開会に先立ち、染谷健康福祉部長から、流山市では、平成24年10月から施行された障害者虐待防止法に基づき、障害者支援課内に「流山市障害者虐待防止センター」を設置したこと、本研修会は障害者虐待防止の啓発を目的に開催することの趣旨説明がありました。
 


「虐待を起こさないために、虐待事例をとおして」と題した講演

  講師には、社会福祉法人桐友学園「沼南育成園サポートセンター」相談支援専門員の市岡武さんをお迎えし、「虐待を起こさないために、虐待事例をとおして」と題して講演が行われ、市内の障害者施設の職員や介護支援事業所の職員、障害者のご家族など43人が参加しました。研修会では、参加者が6グループに分かれ、市岡氏から、就労している障害者が職場で受けた虐待事例や、障害者夫婦間のDV、施設職員が入所者に対して支援に一生懸命のあまり虐待をしてしまった事例などが示され、熱心な討議がおこなわれました。
 


43人の方が参加しました

  討議の内容として、牛乳が嫌いな利用者に無理やり飲ませる行為は適切か?これが御飯だったら?薬だったら?歯磨きだったら?施設内での作業中におしゃべりをしていたので職員が注意したら、笑ったため正座させ20分間の口頭注意をしたが、この場合は?立たされた場合は?参加者からは、「しつけ」と「虐待」の区別の難しさや、昔なら虐待にならない正座をさせる行為や、立たせるなどの行為も今では虐待にあたる。時代の変遷と共に虐待に対する意識も変化することに気付いたと感想を話す方もいました。虐待と一言で言っても奥が深く、保護者の立場、施設職員の立場、施設管理者の立場で違うことも認識を新たにすることができました。最後に講師から、常に自分が行っている行為が虐待にあたらないのか、意識を持ち続けることが大切だと助言があり終了しました。

 


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