ぐるっと流山 国際交流サロン・牛乳パックで「かわいい手さげかご」づくり

ページ番号15514 更新日 平成25年3月11日

手軽な材料が小物入れやプレゼントにもぴったりなかごに変身

できあがったかごと記念撮影

 3月6日(水曜日)、中央公民館でNPO法人流山市国際交流協会(NIFA)と公民館共催の国際交流サロンが行なわれました。同協会の日本語講座に通うフィリピン、タイ、中国出身者など外国人4人と協会員、広報での募集を見て集まった方など合わせて27人の参加者が、「牛乳パックで作るかわいい手さげかご」づくりを楽しみました。


キットを受け取り着席

 講師は、渡部幸子(こうこ)さんです。折り紙を中心に、手芸に興味のある同好の方たちとグループを作り研さんされています。この日は、以前作って評判が良かったという、どこの家庭にもある材料と道具で簡単にできる楽しい小物づくりを教えてくださいました。


テーブルごとに道具なども準備万端

 参加者は、材料キットを受け取ってテーブルに着きます。必要な道具ははさみ、ボンド、目打ち、定規など。各テーブルには、これらの道具とともに作品見本も用意されています。皆さんはさっそくビニール袋から材料を確認しつつ取り出します。
布の模様は和洋さまざま、シックなものから斬新なものまで色もとりどり、思わず楽しくなってしまいます。「あら、あなたの柄は素敵ね」などと、早くも出来上がりをイメージしてかお隣同士で会話が弾みます。
 


さっそくお菓子を入れてみました

 はじめに、講師から手元に配布されている資料に沿って、作り方の手順とポイントが説明されました。資料には、材料、道具に加え、作り方と手順が図入りで説明されています。今回使う材料は、空き牛乳パック、布、取っ手の芯、割りピンと、いずれも簡単に手に入るものです。あらかじめ、空き牛乳パックは一面が切り落とされて必要な3面の状態にしてあり、布も表面・中面・取っ手・「当て」用の4枚にカットされて用意されています。また、取っ手の芯には不要になったクリアファイルを利用していて、こちらもカットして準備済みです。


助っ人もたくさん、分からないところは丁寧に教えてくれます

 まずは、糊しろに注意しながら布をパックの外側、内側の順にボンドで貼っていきます。取っ手は、カットされたクリアファイルの芯に布をかぶせて貼ります。「布をご自分で切る場合は、表布は、台紙より折り返す糊しろの幅分大きくカットすることね」と講師から注意点も説明されました。
分からない人や手が止まっている人には、講師がテーブルを回りながら指導していきます。今日のために事前準備をし、試作してきた日本語講師の先生方も各テーブルに入り、手助けをしています。
 


着々と仕上がっていきます

 布の貼られた三面を側面と底にして箱状に形作るために、元の折りたたみ線を生かして、そこに切り込みを入れ、寄せ立て状にします。その状態で留めるため、左右の側面、立て面の三か所に目打ちでピンホールを、取っ手にはパンチで穴をそれぞれ開けます。この4つのピンホールポイントを寄せ合わせ、割りピンで留めます。ここが、作業の中の難しい箇所です。


色とりどりのかわいい手提げかご

 「一度に通そうとせずに、左の側面、右の側面、取って、立ての側面という順にひとつずつ割りピンを通していくのがポイントです」と講師のアドバイス。反対側も同じように作業します。開いた割りピンの先を隠し、補強するための当て布を内側に貼り付ければ、かわいい手提げかごの出来上がりです。リボンやレースで飾りを加えて、さらに一工夫している方もいます。「できたわ!」と作品を手に掲げて見せる人もいました。


ちょっとしたインテリアにも

 今回は、材料があらかじめカットされていたり、作業が比較的容易だったりということもあり、全員が時間内に完成させることができました。工作のあとは、お菓子を食べながらの歓談タイム。「お菓子や小物入れにいい」「テーブルに置くなど飾りとしても」「贈り物を入れて、ちょっとしたプレゼントにも使える。オシャレでいいわよ」などの感想が聞こえてきました。


仕上がりにご満悦の参加者

 出来上がった作品にお菓子を盛り入れるなどして、皆さんそれぞれちょっとした満足感に浸りながらのおしゃべりが弾みます。自宅でも作ってみたいと余った材料を買って帰る方もいました。材料は手軽に手に入るようだから、と「これをヒントに自分で材料を工夫して何か作ってみるわ」「少し大物に挑戦してみようかしら」などと、創作意欲を燃やす方も見られました。作品の出来栄えをお互いに話し合って交流を楽しむうちに会はお開きとなりました。


できたー!

 国際交流サロンは、日本と外国との文化を相互に理解しあうことで、市内にお住まいの外国出身者の方々を含めた市民の交流の輪を広げることを目的に開かれています。これまでにも、外国出身者や市民の方々がお互いに講師となって、各国の料理づくりや、お互いの文化などを題材にしながら、原則毎月1回、こうした交流の会を開いています。
 次回の国際交流サロンは、平成25年4月17日(水)、文化会館で、参加者が食べ物など一品持ち寄る「ポトラックパーティー」です。 また、流山市国際交流協会では、市内在住の外国の方を対象とした「日本語講座」を、文化会館を会場に毎週水曜日に開催しています。いずれも、お問い合わせは文化会館(電話:04-7158-3462)までどうぞ。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ