ぐるっと流山 東部地区大規模災害時対応シンポジウム

ページ番号14795 更新日 平成25年1月28日

大規模災害が発生したら 東部地区でシンポジウム

災害時対応シンポジウム

 1月27日、松ヶ丘自治会館で「東部地区大規模災害時対応シンポジウム」が開催されました。東部地区自治会連合協議会(妹尾七重会長)の主催により、いつ発生するか分からない大規模災害に、自治会など地域としてどのような対応を図るべきかを学ぼうと開催されたもので、地区内の自治会役員など約80人が参加しました。


鈴木防災危機管理課長

 当日は、災害時対応にかかわる市役所の担当課や消防、警察、さらには陸上自衛隊松戸駐屯地から講師が参加し、「大規模災害時に行政等の対応はどうなるか、私達はどのように行動すべきか」と題して講演が行われました。初めに、市役所防災危機管理課の鈴木紳一課長が、災害に対する備えとして、市・地域・市民、それぞれの取り組み全般について説明し、特に、住宅の耐震化や家具の固定、3日分の食料や飲料水の備蓄の重要性について呼びかけました。


兼子コミュニティ課長

 コミュニティ課の兼子潤一課長からは、「大規模災害時に設置される避難所の運営について」の説明があり、それぞれの地域に合った避難所運営マニュアルの作成を依頼しました。続いて、社会福祉課健康福祉政策室の宮本晴朗室長が、現在、市が進める地域見守りネットワークの活動と災害時の要援護者対策の関連性について解説。日頃からの見守り活動が、災害時に要援護者が安心して避難できる態勢づくりに役立つと訴えました。


野口東消防署長

 消防からは、東消防署の野口博一署長が参加。地震発生時の心得として、「身の安全を守る」「脱出口を確保する」「火の始末をする」の3点を挙げ、さらに阪神・淡路大震災の教訓から家を離れる際に余裕があれば電気のブレーカーを落とすことをお願いしました。電気が復旧した際に、漏電などにより火災につながる場合があるそうです。流山警察署警備課の松村健一係長からは、警察では災害発生時には30分以内に本部に管轄地区の状況を報告することになっているため、連絡できる状態にあれば周りの状況を流山警察署に伝えてほしいと依頼がありました。


自衛隊松戸駐屯地需品学校の大塚喬副校長

 最後に、陸上自衛隊松戸駐屯地需品学校の大塚喬副校長から、松戸駐屯地の紹介と東日本大震災発生時の自衛隊の活動状況について説明がありました。需品学校とは、学生の教育をはじめ、駐屯地の警備や広報、施設の維持管理、衛生などを通常の業務としているそうですが、災害発生時には、管轄する流山市を含む東葛6市と市川市・浦安市の8市の災害派遣も担当するそうです。人命救助はもとより、支援活動として、炊き出しや入浴、給水、通信、輸送、補給などさまざまな支援活動を行うとのことです。東日本大震災の際、液状化被害の大きかった浦安市での給水支援の例などが写真で紹介されました。


活発な質疑応答が

 質疑では、参加者10人から質問があり関心の高さがうかがえました。防災危機管理課の鈴木課長は、「地域で防災に関するシンポジウムが開かれることは、市としても心強い。行政でできることは限られるので、今後、他地域でも防災に対する意識がより高まるよう、市としても協力していきたい」と語っていました。


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