ぐるっと流山 新春恒例 平成25年度消防出初式

ページ番号14641 更新日 平成25年1月16日

本番さながらの救出劇に歓声 消防出初式で日ごろの成果を発揮

新春恒例行事

 1月12日、新春恒例行事の「流山市消防出初式」が文化会館で行われました。当日は、市消防職員や消防団員など約600人と消防車両約28台が参加しました。ホールでの式典では、消防業務に功績のあった個人や団体に対する県知事表彰や県消防協会長表彰、市長表彰などの受賞式が行われました。


かわいらしい子どもたちの演技

 式典終了後は、会場を駐車場に移し演技の部が行われました。はじめは、平成2年度結成の平和台幼稚園の幼年消防クラブ135人によるお遊戯。黄、青、赤、緑と色とりどりのハチマキに、「防火」と書かれた揃いのハッピを着て、「島人ぬ宝」と「宇宙戦艦ヤマト」テーマ曲を太鼓の音に合わせて披露。ハチマキと同色のポンポンとうちわを使って、小さな体いっぱいに表現。幼年消防クラブでは、幼い時期からの防火意識の啓発に努めていて、日ごろの練習の成果あって、演技でも息の合った見事な演技を見せてくれました。


第7分団による模範演技

 実戦消防操法の演技を行ったのは、昨年9月に行われた第21回流山市消防団実戦消防操法大会で優勝した第7分団の皆さん。加1~4と平和台1・5を管轄する同分団は、定期的な地域のパトロールや、消防訓練などを通して、安心して住めるまちのために活動しています。模範演技だけあって、きびきびとキレのある動きに、威勢のいいかけ声を響かせながら、火の的めがけて放水を始めると一発で命中。その後も高く大きく空に放水を続け、会場からは大きな歓声が上がりました。


てきぱきと救助

 次に行われた消防演習は、消防職員と第4方面隊の第9・10・11・22分団の合わせて34人による共同演習。今回の演習では、関東地方で近いうちに高い確率で発生するといわれている首都直下型地震を想定。中高層建物で火災が発生し、屋上に残された要救助者と煙で倒れた要救助者を救出します。演習が始まると一斉にサイレンを鳴らし、辺りは一気にものものしい雰囲気に。はしご車が屋上へとぐんぐんと延びていく間に、煙の中から救急隊が要救助者を運びだし、全身観察を行った後に、気道管理や静脈路確保、AEDなど救命士ができる全ての処置を兼ね備えている高規格救急車で病院へと搬送しました。


一列に整列

 また、それと同時に消火のための準備が各分団によって行われ、見事な役割分担のもとそれぞれが仕事をこなしていきます。文化会館の屋上の逃げ遅れた人をわずか数分で救助しましたが、建物からの火災発生により、救助隊への緊急脱出の命令が下ります。隊員はすぐに、地上へとロープを下ろし、地上40メートルの高さからロープ一本で一気に地上へ急降下。その勇ましい姿に会場からは大きな拍手と歓声が上がり、盛り上がりも頂点に達しました。


子どもたちに大人気

 演技が終わると、見学の子どもたちを対象にした消防車両での写真撮影のサービスも行われ、多くの子どもたちが消防車の前で、消防職員やご家族と一緒にポーズを作っていました。お孫さんと一緒に江戸川台から見学に来た相原さんは「消防の出初式が行われると聞いて、孫に見せたくて来ました。孫ははしご車が高く上がる姿を一番喜んでいたから、はしご車と一緒に写真が撮れてよかったです」と話しました。地域を守る消防団は随時募集していますので、やってみたいという方はお近くの消防団または消防総務課(7158-0299)へご連絡ください。


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